ビル街と高い建物

街の中

ビル街では、鳥は見上げる高さにいます。屋上やアンテナの先が止まり木の代わりになり、地上を歩いているだけでは視界に入りません。

どんな場所か

見上げる高さに鳥がいる場所です。屋上、外階段の手すり、看板やアンテナの先が止まり木の代わりになり、地上を歩いても鳥は目の高さにいません。垂直の壁面と平らな屋上が並ぶ様子は海沿いの岩場に似ており、イソヒヨドリが使う環境として知られるようになりました。交差点や広場のように空が開けた場所で足を止め、建物の上端を横になぞると見つかります。

季節ごとに何がいるか

イソヒヨドリは一年を通して同じ区画にいて、春から初夏に高い場所でさえずります。夏はツバメが地下街の出入口や駐車場の天井に入り、ハクセキレイは年間を通じて駐車場と歩道を歩きます。バードリサーチが全国鳥類繁殖分布調査のサイドイベントとして2018年に行った調査(参加者207名から416件の記録)には、海岸の鳥だったイソヒヨドリが内陸の市街地へ広がる様子が集められています。

歩く時間帯

朝のうちが見つけやすく、さえずりは夜明けから午前中に集まります。高い場所から声が降ってくるので、聞こえた向きの建物を、上端から順に下へ見ていく手順になります。イソヒヨドリのツツピーコーは街の騒音の上に乗る高さの声です。昼は人と車の音が増えて声が届かず、見上げて歩くのが危ない時間帯でもあります。夕方は西日で上端が明るくなり、輪郭が読みやすくなります。

足元と服装

歩くのは舗装の上だけなので靴は問いません。上を向いて立ち止まるため、人の流れと自転車に気を配り、立つのは交差点の角ではなく、建物の壁ぎわか広場の隅にします。見上げる姿勢は首に来るので、双眼鏡は軽いものほど続きます。ビル風で体感温度が下がる日もあり、風を通さない上着を一枚持ちます。足元の要求は河口の干潟とまるで違います。

立ち入りの線

屋上・非常階段・駐車場の上層は私有地です。管理者の許可なく入れる場所ではなく、住居の窓が並ぶ面へレンズを向けるのも避けます。ガラス面への衝突は都市で起きる事故なので、窓の下で動けない鳥を見つけたら自分で手当てせず、自治体の窓口へ連絡します。手順は傷ついた鳥を手当てするにあります。敷地の中で撮るなら、まず受付か警備に断るのが順序です。