SPF数値が高いほど良い

紫外線・美白の誤解

SPFは数値の上昇ほど防御率は伸びず選び方が大切です

よく言われること

SPFの数値が高いほど紫外線対策の効果も高く、常に一番高い数値を選ぶのが良いと言われることがあります。

実際はどうか

SPFはUVBに対する防御の指標で、数値が上がるほど防御率が比例して伸びるわけではなく、一定以上では効果の伸びは小さくなるとされています。実際の効果は数値だけでなく、塗る量や塗り直しの頻度、UVA対策の指標であるPAの表示にも左右されます。

なぜ広まったか

数値が大きいほど優れているという単純な比較のしやすさから、SPFの高さがそのまま効果の高さと結びつけて語られやすいと考えられます。

どう言えば正しいか

SPFの数値だけでなくPAの表示もあわせて確認し、日常生活か屋外での活動かなど使う場面に応じて選ぶことが大切とされています。数値の高さに頼るより、必要な量をこまめに塗り直すことが効果に関わります。

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数値が上がるほど防御率が伸びるわけではない: SPFは紫外線のうちUVBに対する防御の度合いを示す数値で、値が大きくなるほど防御率が同じ割合で伸びていくわけではないとされています。数値が低い範囲では防御率の上がり方が大きい一方、ある程度の数値を超えると、さらに数値を上げても防御率の伸びはわずかになっていくと説明されています。数値の大小だけを比べて「高いほど良い」と捉えると、実際の防御力の違いを見誤りやすいといえます。

数値の差には測定上のばらつきも含まれる: SPFの値は、人の肌に日焼け止めを塗って紫外線を当て、日焼けの度合いを比較する方法で測定されているとされています。日焼けのしやすさには個人差があるため、測定される数値にも一定のばらつきが生じ得ます。数値がすでに大きい範囲同士の差は、こうした測定上のばらつきに埋もれてしまう場合があると考えられています。

数値を高くするための処方が肌の負担になることもある: SPFの数値を高くしようとすると、紫外線を防ぐ成分を多く配合したり、それを安定して均一に混ぜるための成分を追加したりする必要が出てくる場合があるとされています。配合される成分の量や種類が増えることは肌にとって負担になりうる要因の一つと考えられており、数値の高さを追い求めることが必ずしも肌にとって良い結果につながるとは限りません。

使う場面に合わせて数値を選ぶという考え方: 通勤や近所への外出など紫外線を浴びる時間が短い場面と、屋外で長時間過ごす場面とでは、必要とされる防御の度合いは異なると考えられています。数値の高さだけを基準にするのではなく、その日どのくらい紫外線を浴びる場面があるかを踏まえて選び、屋外で長く過ごす場合はこまめに塗り直すことが、防御の効果を保つうえで重要とされています。