副虹

虹と水滴の光

探す位置: 太陽と反対の側

主虹の外側に、色の順を裏返した淡い弧が立ちます。気象庁『気象観測の手引き』は半径50〜54度、赤が内側、紫が外側としています。

どう見えるか

赤が内側、紫が外側という、主虹と裏返しの並びです。気象庁『気象観測の手引き』は副にじを「主にじよりも輝きはかなり弱く,幅は主にじの約2倍ある」と書いています。WMO 国際雲図帳は赤の半径を51度、紫の半径を54度としており、見た目は淡く、太く、輪郭のぼやけた弧になります。主虹が濃い日にだけ、その外側へうっすらと重なって現れます。

空のどこを探すか(太陽からの角度・太陽高度)

主虹の外側、9度ほど離れたあたりを探します。半径は50〜54度で、太陽高度が低いほど大きく高く立ちます。主虹が消える太陽高度42度を過ぎても、高度51度あたりまでは副虹の上端が地平線の上に残る計算になります。弧が大きいぶん普通の画角には入りきらず、魚眼レンズのような広い写野が要ります。振り返るときは太陽の方を直接見ない位置に体を置きます。

なぜそこに出るか

水滴の中で2回反射するためです。1回反射の主虹に対して反射が1回増えるので、光の向きが入れ替わって色の順も裏返ります。反射のたびに水滴の外へ抜ける光があり、戻る量が減って弧は暗くなります。角度の広がりも大きく、気象庁『気象観測の手引き』が記す「幅は主にじの約2倍」は、この広がりを指しています。外へ光が戻るのも、この道筋の違いによります。

似た現象との分け方

取り違えやすい相手は反射虹です。分け方は色の順に置けて、内が赤なら副虹、外が赤なら反射虹になります。副虹は主虹と中心を共有して同心の弧になりますが、反射虹は根元だけを共有して別の中心を持ち、上へ行くほど離れます。主虹との間にある暗い帯はアレキサンダーの暗帯で、副虹の外側はふたたび明るくなります。

出ているとき空に何があるか

主虹と同じ雨の粒が舞台です。粒が大きくそろい、雨脚が濃いときに、弱い2回反射の光が見えるところまで届きます。背景に積乱雲の暗い雲があるほど淡い弧は浮き上がり、日が傾いた時間ほど高く伸びます。気象庁『気象観測の手引き』は副にじを、主にじの「ほかに」現れることがある現象として並べており、出会う頻度は主虹より落ちます。