入金サイクルと資金繰り
お金の受け取り
働いた月と入る月がずれるしくみ
何の話?
納めたその日にお金が入ることは、まずありません。締め日と支払日の組み合わせで一か月から二か月先になることが多く、仲介するサイトでも出金申請と振込日が別に決まっています。振込手数料や仲介の手数料も引かれるので、提示額がそのまま届くわけではない点に注意します。
どうするか
案件ごとに納品日、請求日、入金予定日の三つを一覧にし、入金予定を一枚のカレンダーへ集めます。素材や外注の費用が先に出る仕事は、立て替える額も同じ表に書きます。そのうえで生活費は本業の給与で回す前提を崩さず、副業の入金は事業の中で回します。考え方は資金繰りと同じです。
よくある場面
三か月分の作業をこなしたのに、最初の入金は二か月後という時期があります。その間に機材代や外注費が先に出ていくと、売上はあるのに手元が薄い状態になります。数字の上では黒字でも、払う順番が合わないだけで止まるので、月ごとの出入りで見る癖をつけます。
つまずくところ
入金された額をそのまま使えるお金だと考えるのが、いちばん多いつまずきです。税金の分は先に取り分け、残りで機材や外注の支払いを組みます。納める時期は納める時期と方法にまとまっています。手元に残る額は手取りで考えると、月ごとの判断がぶれません。予定日を過ぎたときは、督促の前に請求書の番号と金額を添えて入金予定を尋ねます。
解説動画: 就業規則【今さら聞けない…給料の締日、支払日とはどういうことですか?】【中小企業向け:わかりやすい 就業規則】|ニースル 社労士 事務所/ニースル社労士事務所 世界一わかりやすい就業規則
締め日は期間の区切り: 締め日はいつからいつまで働いた分かという期間の区切り。末日締めなら一日から月末まで、二十日締めなら前の月の二十一日から当月二十日までが一区切りになる。支払日はその分を実際に受け取る日で、二つは別の話として押さえる。
末締め翌月十日払い: 末締めの翌月十日払いなら、一日から月末までに働いた分が次の月の十日に振り込まれるという意味。組み合わせは会社の決め次第で、末締めでも基本給のように毎月変わらない部分だけは当月二十五日に払う会社もある。
最初の入金までの空白: 末締めで翌月末払いの会社に四月一日に入ると、一か月働いても受け取れるのは五月の末。働き始めてから二か月ほど何も入らない期間ができる。学生のうちは意識しないところなので、生活の組み立ての前に確かめておく。
どこに書いてあるか: 締め日と支払日は求人票にも載っているし、雇用契約書など労働条件を示した書面にも書かれている。さらに会社にはお給料に関する決まりがあり、給与規程・賃金規程と呼ばれるものにもきちんと記されている。自分の勤め先がどの組み合わせなのかは、働き始める前でも確かめられる。