キャリア相談・コーチング

教える・相談する

働き方に迷う人の考えを整理する

どんな仕事?

転職や働き方に迷っている人の話を聞き、考えを整理する手助けをします。答えを渡す仕事ではなく相手が自分で決めるのを支えるのが中心です。相談に乗ること自体に免許は要りませんが、「キャリアコンサルタント」は登録制の名称とされており、名乗り方には決まりがあります。要件は改正されるので厚生労働省の案内で確かめ、実務では自分の職種と業界の経験がそのまま看板になると考えておきます。

仕事の流れ

申し込みを受けたら、事前のアンケートで現状と相談したいことを聞きます。60分前後の面談をビデオ通話で行い、聞く、整理する、次の一歩を一緒に決める、の順で進めます。終わったら要点と宿題を文章にして送ります。継続なら2週間から1か月の間隔で数回組み、毎回のはじめに前回の宿題を確認します。

単価と収入の目安

単発の面談で3,000〜10,000円、複数回のコースで3〜10万円あたりが実勢の幅ですが、経歴と評判で大きく開きます。指名が来るまでの道のりは長く、最初の数件は無料か低額になりがちです。単価の決め方で自分の時間の原価を出し、準備と記録の時間まで含めないと持ち出しになります。

最初の1件までにやること

自分が語れる範囲を決めます。同じ業界の若手、育休明けの復職、未経験からの職種転換など、自分が実際に通った道に限るのが安全で、話も具体的になります。無料の相談を数件引き受けて感想をもらい、メニューと所要時間、料金を書いた案内を作ります。プロフィールの書き方の考え方がそのまま使えます。

向かない人・つまずくところ

相手の人生が動く話なので、断定した助言は責任を伴います。心身の不調が疑われる相談は医療の領域なので、踏み込まずに専門の窓口へ引き継ぎます。本業で知った採用情報や社内の事情を材料にするのは本業の情報の持ち出しにあたります。聞いた話の口外は秘密保持義務と同じ重さで扱います。

解説動画: 【リカレント】5分で分かる「キャリアコンサルタント」とは?/リカレントキャリアデザインスクール

転職の手伝いだけではない: 転職を支援する人というイメージで見られることが多く、話し手自身もかつては転職支援の会社にいた。希望を聞いて仕事を探している人を企業につなぐのは確かに中心的な場面のひとつ。ただしそれだけではない、というところからこの話は始まる。

学生と、いま働く人: 学校では、就職を控えた学生が自分の学びと社会のつながりやどんな仕事なら満足できるかを整理するのを手伝い、そのうえで応募書類の書き方や面接を支援する。近ごろ増えているのはすでに働いている人からの相談で、この会社で続けていいのか、ここで何がしたかったのかと立ち止まって考える時間に付き合う。

受かった後に登録が要る: キャリアコンサルタントは国家資格で、試験に受かっただけでは活動できない。国の制度として登録の仕組みがあり、そこを通って初めてキャリアコンサルタントとして動ける。仕事の中身も職業能力開発促進法という法律で定められていて、働く人・働こうとする人の職業生活を豊かにするために相談に乗り、助言や指導をすると書かれている。

生きやすさの手伝い: 人生100年時代では、働くこと以外も含めてより良い人生とは何かを考える場面が出てくる。考えた末に「よくわからない」となること自体がキャリア形成では大事な瞬間だと言う。その分からなさに一緒に付き合って一歩を踏み出してもらう。話し手はこの仕事を生きやすさのお手伝いをする人と自分なりに定義している。