ペンタブレット・液晶タブレット
机まわり
ペンタブレット・液晶タブレットは、線を引く仕事のための入力装置。
どこに効くか
イラスト制作やバナー・サムネイル制作、動画の手書きテロップのように線そのものが成果物になる仕事では、マウスは向きません。マウスは点を移動させる道具なので、線の入りと抜き、筆圧の強弱が出せず、なめらかな曲線を一息で引けません。ペンタブは傾きと筆圧を読み取って線の太さを変えるので、手で描いた線がそのまま入ります。絵を描かない人にも効く場面があり、受け取った資料に赤丸と矢印を入れて返すような修正指示のやりとりは、ペンのほうが圧倒的に速く終わります。線を引き直す回数が減れば、一枚あたりの作業時間も短くなり、直しの依頼にもその場で返せます。
選ぶときに見るところ
板タブ(画面のない型)と液タブ(画面に直接描く型)で、置き場所も慣れも変わります。板タブは手元と画面が別なので慣れが要るかわりに軽く、机が狭くても置けます。液タブは直感的ですが、本体の厚みと接続ケーブル、発熱が机を占領します。サイズは大きいほど腕全体で描けますが、そのぶん場所を取ります。すでにタブレット端末とスタイラスを持っているなら、まずそこに描画アプリを入れて試すのが確実です。仕事として線を引く時間が週に何時間あるかが、板から液に上げる判断の分かれ目になります。机の上でペンを動かす面積が要るので、キーボードとの置き場所も先に決めておきます。
解説動画: 【ペンタブレット】板タブと液タブどっちがいい?【プロの意見】/まさるドット子
板タブが速い理由: 画面のない板タブは液タブほど大きくないので、1本の線を引くのに腕を大きく動かさずに済む。目線はモニター正面のままで頭も動かさないから、長く描いても体力を削られにくい。ケーブル1本でつながり、使わないときは片付けられるので机の上も空く。
液タブが楽なところ: 液タブは画面に直接描くので、予備知識がなくてもその場で描き始められる。ペン先と線の位置がずれにくく、手数の多い漫画のような作業では、目とペンのずれから来る疲れが少ない。使っているだけで気分が上がるという、冗談まじりの利点も挙げていた。
液タブの弱点: 画面へ向かう角度によっては視差が出て、狙った位置と描ける位置がずれる。本体が大きいぶん置き場所と電源を取り、きれいな線を引くには腕を素早く動かす必要がある。通電するので熱も持つ。板タブは電源を持たず熱くならず、10年使っても不具合が出なかったという。
慣れと最初の1台: 板タブは描く場所と映る場所が違う点に慣れが要ると言われるが、マウスと同じで、設定や置き場所を詰めれば手になじむ。どちらを選んでも正解で、相性は使ってみないと分からない。始めたばかりのうちは高価なものの良さは分からないので、安価なもので十分だと話している。