ヘッドセット(通話用)

見せる(配信・通話)

ヘッドセット(通話用)は、相手の声を聞きながら両手を空ける道具。

どこに効くか

オンラインの打ち合わせや語学レッスンは、話すのと同じくらい聞き取ることが仕事になります。スピーカーで相手の声を部屋に流すと、その音をマイクが拾い直して反響やハウリングが起き、相手には自分の声が遅れて二重に返ります。声が重なるたびに言い直しが挟まり、決めるはずのことが決まりません。耳をふさぐ形にすると音がマイクへ回り込まないので、そこが止まります。もうひとつは手で、両手が空くと話しながら画面を操作してその場でメモが取れます。スマホを耳に当てたままでは、資料を一枚出すだけで会話が止まります。聞き返しの一往復が積み重なれば、打ち合わせ自体が延びます。

選ぶときに見るところ

接続方式と装着の形を見ます。受信機を挿す無線型はパソコン向きで、スマホでも使うなら対応する方式かを確かめます。片耳か両耳かは用途で割れ、家族の声や来客に気づきたいなら片耳、聞き取りに集中するなら両耳です。長い打ち合わせが続くなら、耳を押さえる力と本体の重さが効いてきます。マイクが口元まで伸びるアーム型は、顔の向きを変えても音量が変わりません。まずは手持ちのイヤホンマイクで通話し、相手に反響が消えたか聞いてください。それで済むこともあります。USBマイク(コンデンサー)をすでに持っているなら、机に置くマイクをもう一本足す必要はありません。

解説動画: 【2026年版】人気ヘッドセットを検証してマイク音質を徹底比較してみた結果... 【Airpods要注意】/taishiyade@元シリコンバレーCTO個人開発者

口との距離で決まる: 通話の音質は、マイクが口にどれだけ近いかでほぼ決まる。耳に入れる完全ワイヤレスのイヤホンはマイクが耳もとにあり、口から遠い。ヘッドセットの腕は、そのマイクを口の近くまで持ってくるための部品で、近いほど周りの音を拾わずに自分の声だけが入る。

小さい声で試す: 検証では、大きな騒音を流しても声を張ればどれもそれなりに拾えた。差が出たのは声を落としたとき。カフェや共有の場所で大声は出せないのだから、実際に出せる小さめの声で聞き比べるのが正しい試し方になる。音声を文字に起こす用途でも、入る音が良いほど誤りが減る。

痛くならないか: 長く使えるかは着け心地で決まる。耳をふさがない骨伝導の型は長時間でも痛くなりにくい代わりに、音量を上げると耳のまわりが振動する。耳に掛ける型は30分から1時間で耳の後ろが痛くなることがあった。痛いものは結局使わなくなるので、ここは音質と同じくらい重い。

安さの落とし穴: 価格が何倍も違っても、静かな場所での音質差はそこまで開かなかった。むしろ安いものは作りが荒く、パソコンのBluetoothを切らないと電源が落ちないといった動作の問題が出た。充電端子が独自の形のものも要注意で、ケーブルを失くすと替えが手に入らない。