外付けドライブ(バックアップ)

お金・事務

外付けドライブ(バックアップ)は、納品物と帳簿の控えを、手元に残す道具。

どこに効くか

副業を続けると、納品したデータ、請求書、帳簿が年ごとに積み上がります。取引先から「一年前のデータをもう一度送ってほしい」と言われることは珍しくなく、そのとき手元になければ作り直すしかありません。パソコンが壊れる日は前触れなく来ます。クラウドだけに置くのも万全とは言い切れず、手元で消したファイルが同期で向こうからも消える事故があります。外付けのドライブに定期的に丸ごと写しておくと、同期とは切り離された控えが残ります。壊れた日に本業まで止まらずに済みます。控えがあるかどうかは、事故が起きたその日になって初めて差が出ます。

選ぶときに見るところ

持ち出すならSSD、置きっぱなしで容量が要るならハードディスク、という分かれ方をします。落下に強いのはSSDで、動く部品がないぶん持ち歩きに向きます。端子は使っているパソコンに合わせ、バックアップは自動で走る設定にしないと結局やらなくなります。帳簿や書類を何年保存する必要があるかは制度で決まっているので、国税庁の案内で自分の申告方法に対する年数を確認してください。まずはパソコン標準のバックアップ機能を有効にし、一度だけ手で復元まで試すところをやってください。復元できないバックアップは、無いのと同じです。

解説動画: 【初心者必見】USBメモリとSSDとHDDの違いを徹底解説【ストレージ】/パソコン修理屋の豆知識

四種類は役割が違う: 外付けの記録装置は大きく四つに分かれる。差すだけの小さな板、それによく似た形で中身が速いもの、机に置いたまま使うもの、そして箱型で容量の大きいもの。入れ物という点は同じでも、速さと容量と壊れやすさの組み合わせが違うので、何に使うかを先に決めてから選ぶ。

安いものは規格を見る: 差すだけで使える板状のものは手軽だが、抜き差しを繰り返すうちに接触が悪くなる。古い接続規格のまま売られている品もあり、その場合は転送が遅く、大きなファイルでは待たされる。買うなら新しい規格を選ぶ。汚染された機械に差してから別の機械へ持ち込めば、被害を広げる経路にもなる。

速さは三つ揃って出る: 中身が速い装置でも、つなぐケーブルとパソコン側の端子が同じ規格に対応していなければ本来の速さは出ない。中に入っている部品の規格が古ければ、外側がどれだけ新しくても頭打ちになる。回る部品がないぶん静かで発熱も少ないので、持ち歩かないなら据え置きの形が扱いやすい。

置いておく用途は箱型: 同じ容量なら箱型のほうがずっと安く手に入る。ただし中で円盤が回りヘッドが動くため摩耗は避けられず、衝撃を受けると壊れる。動作音も熱も出て、置き場所も取る。読み書きの回数が少ない保管、たとえばもう見返さない写真や動画をまとめて置いておく先に向いている。