米に虫がわいた

保管と虫

精米に付いた幼虫は、炊いて熱を通せば食べても問題はないでしょう。農研機構は、この幼虫は毒を持つ虫ではないとも書いています。ただし、アレルギーのある人は注意が要ります。農林水産省は、虫は自然に生えることはなく、何らかのルートで家屋に入ってきたと書きます。15℃以下では活動が鈍り、増殖できなくなります。まず日なたの清潔な紙に広げて虫を取り、研いでから炊きます。

どうなっているか

米びつや袋の中に小さな虫や糸のようなものが見つかった状態です。粒に穴が空いていたり、粉が増えていたりもします。コクゾウムシは体長2.9〜3.5mmで、口吻が前へ長く突き出ています。ノシメマダラメイガの幼虫は糸を張り、袋も食い破ります。においだけなら米びつの米がにおう、点が見えるのならカビのような点があるのほうです。農林水産省の検査用語は、虫に食害された粒を虫害粒と呼びます。

起きていそうなこと

コクゾウムシは、25〜30℃・湿度70%で産卵から成虫が出るまで約1か月かかると農研機構は書きます。農林水産省は15℃以下で増殖できなくなると説明し、低温倉庫の条件は夏季でも15℃以下・湿度70〜75%です。同省は、虫は自然にはわかず、他の食品から移ることが考えられるとしています。エチオピアの6品種の1件の実験では、精白米は籾や玄米より発育が速く、羽化した成虫も多くなりました。

次にどうする

虫を殺すには、農研機構は家庭で、60℃以上で数分の加熱を挙げます。少量で虫が少ないなら、−20℃以下で数日の冷凍も使えます。歩いている虫は掃除機で吸い、ゴミ袋ごと捨てます。米を保存する容器は、密閉できるものに入れます。幼虫はビニールも食い破るので、ビニールに密封しただけでは完璧とはいえません。米は冷蔵庫の野菜室で保存するは15℃以下の話として読めます。唐辛子や防虫材で防げるかは、比べたデータを確認できていません。

出典

  1. 公的機関 農林水産省 検査用語の解説
  2. 公的機関 農林水産省 買い置きしていたお米に虫がわいていたが、どうすればいいですか。
  3. 公的機関 農林水産省 米の貯蔵中の変化、低温貯蔵効果
  4. 公的機関 農研機構 食品研究部門 食品害虫サイト(図鑑:コクゾウムシ)
  5. 公的機関 農研機構 食品研究部門 食品害虫サイト(図鑑:ノシメマダラメイガ)
  6. 公的機関 農研機構 食品研究部門 食品害虫サイト(防除方法・殺虫方法)
  7. 公的機関 農研機構 食品研究部門 食品害虫サイト(過去の質問)
  8. 論文・英語 Chekol GM(2025) Influence of rice variety and grain form on the development and infestation of Sitophilus oryzae (L.): A comparative analysis
  9. 公的機関・英語 Choe DH(UC Riverside)・UC IPM Pantry Pests

解説動画: 虫の大発生も 20℃超えて“買いだめ保管米”に注意 高温放置のリスク避けるには【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年3月28日)/ANNnewsCH

20℃を超えた日: 動画は、米の価格が上がるなかで買いだめした米を長期間保管する家庭が増えていることを入口に、気温20℃を超えると米に虫が発生するリスクが急激に高まると伝えます。取材した週の東京都心は3日連続で20℃を超えており、米を保存する場所として袋のまま台所のシンクの下に置いているという声も拾っています。

湧いた米の様子: 生産者から譲り受けた玄米の映像では、粒の周りを無数の黒い物体が動き回ります。譲り受けた人は10kgの米の3分の1ほどにいたのではないか、地面が動いているように見えた、と当時の驚きを話します。別の家庭で見つかったのは体長1mmほどの幼虫で、気づき方も一様ではありません。

米につく2種類: 米につくのは主に2種類だと動画は整理します。1つは体長およそ3mmのコクゾウムシで、カブトムシに似た姿から米食い虫の異名を持ち、象の鼻のような口で米を食べて産卵を繰り返します。1匹がおよそ200個の卵を産むため、1匹見つかったら数百匹いる可能性があると述べます。

入り込む道すじ: もう1種類はノシメマダラメイガで、どちらも袋の隙間から入り込むほか、密封された米袋を破って侵入することもあると説明されます。大量に湧かせてしまった人には1週間ほど車の中に置きっぱなしにしたという心当たりがあり、虫が好む高温と高湿度が重なったことが原因だと結びます。

置き場所を見直す: 専門家が挙げるのは、低温に保って風通しのよい場所に置くこと、米は冷蔵庫の野菜室で保存するがいちばんよいとされること、容器に入れて虫の侵入を防ぐこと、そして保管場所そのものを掃除しておくことです。20℃を超える日が続く時期は保管に注意が要る、という話に戻って終わります。