/h/ の脱落
脱落(消える)
/h/の脱落は、he, him, his, herのhが文の途中では発音されないことがよくある現象で、tell himは「テル ヒム」ではなく「テ・リム」になります。これらは代名詞という軽い語で強く言う必要がないためで、hが落ちて母音が出ると前の語の子音につながり、fork handlesがfour candlesに聞こえることもあります。
どういう現象?
he, him, his, her の h は、文の途中では発音されないことがよくあります。tell him は「テル ヒム」ではなく「テ・リム」です。Pronunciation Studio の動画は、機能語の h はほぼ誰でも落とすが、happy や heart の h まで落とす話し方は、イングランドとウェールズの労働者階級の訛りに見られると述べます。
なぜ起きる
これらは代名詞という「軽い語」で、強く言う必要がありません。Lean English Pronunciation は、機能語は情報が少ないので h が落とされやすいと説明します。h が落ちて母音が出ると前の語の子音につながれるので、fork handles が four candles に聞こえます。同じ動画は、h の落としすぎは英国では悪く見られがちで、教育の低さの印と見る人もいるとも注意しています。
聞き取りのコツ
「him が聞こえない」のではなく、「im になっている」と知っておくのが重要です。文頭の he や his では h は落ちず、強調するときも落ちません。辞書(LPD)は him の弱形に hɪm と ɪm の両方を挙げ、実際の会話では必ず落ちるとは限らない、と John Wells はブログで書きます。Yumi's English Boot Camp は、日本語話者は代名詞をはっきり言いすぎがちだと指摘します。
例
tell him → テリム / ask her → アスカー / give him → ギヴィム
出典
- 動画・英語 Pronunciation Studio /h/ Pronunciation & H Dropping
- 動画・英語 Lean English Pronunciation British English Pronunciation - /h/ Sound - H-dropping, Connected Speech, Catenation, Linking
- 資料・英語 John Wells(2012) follow the rules!
- 動画 Yumi's English Boot Camp 英語のHは脱落するって知ってた?ー意外と知らないリダクションのルール
解説動画: he や him の h が落ちて前の語とつながる/サマー先生と英会話!
何が起きているのか: 読み書きはできるのに映画のセリフや実際の会話が聞き取れない原因の一つとして、ネイティブが速く楽に話すために、学校で習う発音を少し変えていることを挙げる。その代表が、he や him、his のような h で始まる代名詞の h を発音しない現象になる。
前の語とつながる: h が消えるだけでなく、残った部分が前の語とつながるので、知らないとさらに聞き取れなくなる。Where did he go? は「ウェアディディゴウ」、We went to his house は「ウィウェントゥイズハウス」のように聞こえる。この変化のせいで、かなり簡単な文でも聞き取れなくなることがよくあるとしている。
注意: h が落ちるのは、he や him、his が他の言葉の後に来るときだけで、センテンスの一番最初にある h は消えない、とはっきり線を引いている。フレンドリーでカジュアルな会話ほどよく起きる音声変化なので、覚えておくようにと締めている。