リングライト
見る(口と音)
リングライトは、天井からの光で鼻と上唇の影が口の中に落ち、いちばん見たい舌先が見えなくなる問題を解決する道具です。輪の中心から正面に光を当てることで影が消え、舌が上の歯ぐきに付いているかどこにも触れずに浮いているかという/l/と/r/の違いを、鏡で見るときも動画に撮るときも確認できるようになります。明るさではなく光が来る向きを変える道具だと考えると分かりやすいです。明るさを段階で変えられるものを選ぶと、目が乾きにくくなります。
どこに効くか
部屋の照明は天井にあるので、光は上から来ます。すると鼻と上唇の影が口の中に落ちて、いちばん見たい舌先が真っ暗になります。舌が上の歯ぐきに付いているのか、どこにも触れずに浮いているのか。/l/ と /r/ の違いはまさにそこなので、影で見えないと確認そのものができません。リングライトは輪の中心から正面に光を当てるので、影が消えて口の中まで見えます。鏡で見るときも、動画に撮るときも、効く理由は同じです。明るさではなく、光が来る向きを変える道具だと考えると分かりやすいです。天井の照明を明るいものに替えても、上から来ることは変わらないので、この影は消えません。
選ぶときに見るところ
机で使うなら、自立するスタンド型より、天板や棚に挟むクリップ型のほうが場所を取りません。明るさを段階で変えられるものを選びます。強すぎる光を正面から浴びると目が乾いて、練習が10分ももちません。色は白(昼光色)寄りのほうが口の中の陰影が見えますが、電球色に切り替えられる型だと動画に撮ったときの顔色が自然になります。スマホを挟むホルダーが一体になった型なら、これ一つでスタンドを兼ねます。輪が大きいほど影は柔らかくなりますが、机の上ではその大きさが邪魔になるので、口元が照らせる最小のもので足ります。窓の近くで昼間に練習しているなら、しばらくは要りません。夜しか時間が取れない人ほど効く道具です。
解説動画: 【リングライト】撮影のNo 1照明!これを使うだけでOK!!光の作り方&当て方!!!/へいせいchannel
光が要る理由: 照明の役割を、明るさの確保・色みの調整・立体感の表現・雰囲気づくりの四つに分けて説明している。実際に光を全部消して見せながら、天井からの明かりだけだと顔の凹凸に影が落ちて、表情が相手に届かないと話す。逆に光を当てると陰影がはっきりして奥行きが出る、というのが二つ目以降の話。
三点で当てる: 基本は三点照明だとして、主役を照らすキーライトをカメラの前方45度あたりから当てる。それだけだと反対側に影ができるので、フィルライトをキーライトより少し低い位置から、光量を落として当てて影を薄くする。三つ目のバックライトは後ろから当てるもので、背景に埋もれがちな輪郭を際立たせる役目だとしている。
柔らかい光であること: 光には硬い光と柔らかい光があり、懐中電灯やスポットライトのような硬い光は部分的に照らす用途には向くが、人を照らすには向かない。輪の形をしたライトは広い面から柔らかい光を出せるので、全体をきれいに照らせる——だから配信や動画の人がこぞって使う、という結論。明るさと色みはつまみで無段階に変えられる、と実演している。