ICレコーダー
録る・話す
ICレコーダーは、発音の練習を録りためておくための道具で、一週間後には同じ間違いに戻りがちな癖を、先週の自分と今日の自分を並べて聞くことで「前より近づいた」と確かめられるようにします。専用機はボタン一つで録りはじめられるので、通知やアプリの切り替えに邪魔されません。同じ文を月に一度読み直して並べると、自分では気づけない変化が見えてきます。失敗した回のほうが、あとで聞き返すと実は役に立ちます。マイクが2つ(ステレオ)だと、自分の声と部屋の音が分かれて聞こえます。
どこに効くか
発音は、その場で何度言い直しても、一週間後には同じところで同じ間違いに戻ります。原因は、直った瞬間の音を自分で覚えていないことです。録音を残しておくと、先週の自分と今日の自分を並べて聞けます。この「前より近づいた」という判定が、続ける理由になります。スマホでも録れますが、専用機はボタン一つで録りはじめられるので、通知やアプリの切り替えに邪魔されません。机に置きっぱなしにして、練習のたびに押す。この手間の少なさそのものが、この道具の中身です。録りためた音は、同じ文を月に一度読み直して並べると、自分では気づけない変化が見えます。うまく言えた回だけを残す必要はなく、失敗した回のほうが後で効きます。
選ぶときに見るところ
見るのは内蔵マイクの数と、ファイルの取り出し方です。マイクが2つ(ステレオ)だと、自分の声と部屋の音が分かれて聞こえます。保存形式は、あとでパソコンに移して波形を見るつもりならWAVでも録れる型。USBの端子が本体から直接出る型は、ケーブルを探さずに移せます。録音レベルの自動調整は便利ですが、小さい声を勝手に持ち上げるので、声の大きさの練習には向きません。手動に切り替えられるかを見ます。まずはスマホの録音アプリで数週間続けてみて、「毎回起動するのが面倒でやめた」となった段階で買うのが、いちばん外さない順番です。
解説動画: 【ICレコーダー使い方】録音で失敗しない方法 基本9項目【ライターが教える】/ライター丘村チャンネル okamuraCH
録る前に見る二つ: 現場で気づいても間に合わないので、電池の残りと、録音できる残り時間を先に確かめる。替えの電池も一緒に持ち歩く。大事な相手の話なら2台持って行き、片方が動かなかったらもう片方で録る。本体とイヤホンをひとつのケースにまとめておけば、そのまま鞄に入る。
置く場所で決まる: 手元に置くと自分の声ばかり大きく入り、相手の声が遠くなる。話す人のできるだけ近くに置く。周りがうるさければ音楽を止めてもらう、静かな場所へ移る、それも無理なら相手のそばへ寄せる。人数が多いときは自分で持ち上げ、話している人のほうへ向ける。
押し忘れと、後の手間: いちばん多い失敗は、そもそも録音が始まっていないこと。録音中を示すランプが点いているかを必ず目で確かめる。録りながら、後で飛ばしたい話に入った時間を控えておくと聞き返しが楽になる。手元の資料や難しいつづり、固有名詞はその場で声に出し、音のメモとして残す。