栄養繁殖(vegetative propagation)
意味
栄養繁殖は、種子を使わず根・茎・葉などの一部から新しい個体を増やす無性生殖である。
解説
鱗茎・塊茎・球茎・ランナーなど植物の器官をそのまま使う方法と、挿し木・取り木・株分け・接ぎ木・組織培養のように人の手で切り分けて発根・発芽させる方法がある。どちらも親と同じ遺伝子型を持つ個体(クローン)が得られるのが特徴で、種子で増やすより短期間で均一な苗を大量に用意できる。
ジャガイモやイチゴ、サツマイモ、ユリなど、種子だけでは増やしにくい作物や花で広く使われ、果樹でも種子からでは育ちにくい木本植物に向く増殖法になっている。ただし元の株がウイルスに感染していると増えた個体にも伝わるため、公的機関が原種を管理してウイルスフリーの種苗を供給する体制が取られている。
出典
AGROVOC: vegetative propagation https://agrovoc.fao.org/browse/agrovoc/en/page/c_8177
栄養繁殖 https://ja.wikipedia.org/wiki/栄養繁殖