転流(translocation (plant physiology))
意味
転流は、光合成でできた糖などの物質が、植物の中をある器官から別の器官へ運ばれることである。
解説
運ばれる主な形はショ糖(スクロース)で、通り道は篩管(師管)である。葉などのソース器官では、輸送タンパク質が濃度に逆らってスクロースを篩管へ積み込む。水が入って膨圧が上がり、糖が使われるシンク器官では膨圧が下がる。この圧力差が流れを押すと考えるのが圧流説で、糖は1時間に0.3〜1.5mほど動く。
行き先は根への一部のほか、上位の若い葉や花・果実が中心である。どれだけ運べるかが収穫物の量を決めるため、作物学ではソース・シンク関係として扱う。
出典
植物Q&A 師管の物質輸送機構について https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=277
植物Q&A 光合成産物の行方について https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1265
AGROVOC: translocation (plant physiology) https://agrovoc.fao.org/browse/agrovoc/en/page/c_7869