根と酸素図鑑 | オトモアグリ

厚くなった水の膜は、酸素が根まで届かなくなる濡れすぎの状態です。

起きていること

根に載った水が抜けきらず、膜が厚みを増した状態です。酸素は水の中をほとんど進めないので、厚いほど表面に届く量が減ります。空気中に吊るしてあっても、根の側から見れば水に沈めたのと変わらない場面が生まれます。根の呼吸は止まらないので、膜の内側の酸素は使われる一方になります。霧を足すほど良い、という読み方が崩れるのはここです。

効いている要因

厚くなる条件は重なります。粒が大きいこと、噴霧が長いこと、間隔が短いこと、風が当たらないこと、根が束になって水が抜けないことです。粒径は測れる側で、同じ4.0barでもノズルの級によって体積中位径は141.2 µmから732.7 µmまで開きます(Lee ら 2026)。細かいほど良いかは霧は細かいほどよく育つ?の側です。抜ける道の作りかたは根の塊を多孔質として扱うの項目が受け持ちます。

目で見て分かること

見るのは、根の表面が光っている時間の長さです。噴霧を止めても光りが引かないなら、厚い側に寄っています。しずくが根を伝って落ち続ける霧ではなく水滴が落ちる症状や、底に溜まって根が底の水に浸かっている状態は、同じところから出ます。そのまま置けば色が変わり、根が茶色く変わる症状の側へ進みます。まず数えるのは、濡れている時間のほうです。

確かめられている範囲

厚みの境目と、超えたときに起きることを測った資料は見当たりません。ノズルの級を変えた Lee ら 2026(Frontiers in Plant Science、ツボクサ、栽培面積63.9 m²)は細かい粒の側が良かったと報告しましたが、同じ論文が根の表面の濡れも酸素も直接は測っていないと断っています。膜と酸素をつなぐ実測はまだありません。