成分図鑑 | オトモマッスル

肌にうるおいを与えながら、硬い角質をやわらかくする成分

尿素
写真: Macarena21 / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

成分の働き

尿素は皮膚にもともと存在する天然保湿因子の一つで、角質層に水分を保つ働きと、硬くなった角質をやわらかくする働きの両方を持つ成分です。化粧品としては、肌にうるおいを与え、肌をすこやかに保つ目的で配合されます。かかとやひじなど角質が厚くなりやすい部位のケア用品には、比較的高い濃度で配合されることがあります。湿疹のある肌を対象にした臨床試験では、4〜20%の製剤で角質層の水分保持が高まり、経皮水分損失が減ったと報告されています。

向く肌質

かかとやひじなど角質が厚く乾燥しやすい部位に向いているとされ、顔に使う場合は低濃度のものが向くとされています。傷や荒れがある肌には刺激になることがあるため注意が必要です。

使い方

顔用の化粧水・乳液から、かかとやひじ用の集中ケアクリームまで、濃度によって幅広い用途に使われています。角質が厚い部位には高濃度、顔などのやわらかい皮膚には低濃度の製品が向いているとされています。皮膚科の総説では、2〜10%は保湿とバリア機能の維持、10〜30%は保湿と角質の軟化、30%以上は角質の軟化に使われると整理されています。

注意点

尿素は濃度が高いほど角質をやわらかくする働きが強くなりますが、その分、傷や荒れた肌にしみたりヒリつきを感じたりすることがあります。顔など皮膚の薄い部位に高濃度の製品を使うと刺激になる場合があるため、部位に合わせた濃度の製品を選ぶことが勧められます。赤みやかぶれが続く場合は皮膚科を受診してください。

解説動画

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実はほとんどの人が知らない「尿素」の肌への効果とは

尿素はどんな成分か

尿素はもともと皮膚の表皮に存在する天然保湿因子の一つで、肌の水分を保つ働きと、硬くなった角質をやわらかくする働きの両方を持つとされています。ハンドクリームのイメージを持たれることが多い成分ですが、実際には化粧水や乳液など、幅広いタイプの化粧品に配合されています。

配合濃度によって働き方が変わる

尿素は配合されている濃度によって、肌への働き方が変わってくるとされています。比較的低い濃度では主に保湿成分として働き、濃度が上がるにつれて硬くなった角質をやわらかくする働きが強く出てくるとされています。化粧品として市販されている製品の多くは、こうした濃度の幅の中でもやわらかい働き方をする側に位置づけられています。

顔とかかと・ひじでは向く濃度が違う

尿素は、肌のやわらかい顔まわりから、角質が厚くなりやすいかかとやひじまで、部位によって使い分けられている成分です。顔など皮膚の薄い部位には低濃度のものが、かかとやひじのように角質が厚い部位には高濃度のものが向いているとされ、部位に合わせて濃度の異なる製品を選ぶことが勧められています。

使用時の注意点

尿素は濃度が高いほど角質をやわらかくする働きが強まる一方、その分刺激を感じやすくなるともいわれています。傷やひどく荒れた肌、日焼け後などバリア機能が低下している肌には使用を避けたほうがよいとされています。赤みやヒリつきが続く場合は、使用を中止して皮膚科に相談することが勧められます。

出典: こばとも先生のスキンアカデミー【こばとも皮膚科】(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 論文・英語 Jaime Piquero-Casals ほか(2021) Urea in Dermatology: A Review of its Emollient, Moisturizing, Keratolytic, Skin Barrier Enhancing and Antimicrobial Properties
  2. 論文・英語 Eleftheria Dampa(2025) The Effectiveness of Topical Keratolytics (Alpha Hydroxy Acids/Beta Hydroxy Acids/Urea) in Treating Keratosis Pilaris: A Review of the Literature
  3. 資料・英語 DermNet(ニュージーランドの皮膚科医による皮膚科情報サイト) Urea - DermNet

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