ビブラートのタイプ判定

加点をとる

揺れの形からビブラートに種類名が付くしくみ

何を見ている?

採点機は揺れの速さ・深さ・始まり方を測り、いくつかの型に分けて名前を付けます。上下どちらへも揺れるのか、下へ沈みながら揺れるのか、伸ばしてから遅れて揺れ始めるのか、といった違いです。型そのものに優劣はなく、どれが出ても点が上下するわけではありません。体の動きは縦揺れと横揺れのビブラートの話になります。

どうすれば伸びるか

まず自分の型を知るところからです。2秒以上伸ばせる語尾をひとつ決め、そこだけ揺らして結果を見ます。速さの目安は1秒に5〜7回。テンポ120のガイドに合わせて1拍に3回揺らすとちょうどこのあたりに入ります。深さは半音ぶんまで、伸ばしの後半だけに絞ると型が安定します。型は数か月かけて少しずつ変わるもので、一晩では入れ替わりません。

勘違いしやすいところ

型を変えれば点が伸びると考えると遠回りになります。評価の中心は揺れの回数と続いた長さで、型はその分類の見出しに近いもの。速さが足りず1秒に3回ほどだと、揺れているつもりでも一度も数えられません。曲調に合わない揺れを足すのも、聴く側には不自然に届きます。

機種による違い・補足

型の呼び方も分け方も機種ごとに違い、同じ声に別の名前が付くことがあります。回数として数え始める長さの基準も揃っていません。型は自分の癖の説明書として読むのがちょうどよく、採点全体でどれだけ効くかはビブラートとロングトーンの評価の側で確かめられます。

解説動画: ボックス形ビブラートABCとは?ビブラートの使い所を紹介!ビブラート攻略講座【中級編】/よこたんのカラオケ部屋

結果画面に出るタイプ: 歌い終わりの詳細画面には、ビブラートの上手さ・合計秒数・回数と並んでタイプが出る。点数だけ見て詳細を気にしない人が多いが、ここを見ると弱点が分かると勧める。中でも実用性が高いのがボックス型で、この動画はその読み方に絞っている。

AからCは揺れの速さ: ボックス型はA・B・Cの3種類で、周期が速い順にA→B→C。数字の1〜3は波形の深さを表し、3に近いほど深い。この2つを組み合わせてA1・B2・C3のように表示される。使われるのはBかCがほとんどだが、Aで通す人も増えてきたという。

三つの揺れの手ざわり: Cは周期が穏やかで波形を安定させやすく、演歌を歌う人に多い。Bはどのジャンルにも合うので覚えて損がなく、Cが確実に入るようになってから周期を速めていくと届く。Aは波形が安定しにくい。長い音を頭から終わりまでAで通すのは至難で、腹式呼吸で横隔膜を上下に揺らす意識が要る。

この人がCを選んだ理由: 本人は最初、安定しないAのまま歌っていて、0〜10の評価でほとんどが3〜4だったと明かす。波形のきれいな揺れが要ると分かってから、運転中や入浴中に声を上下に揺らしてCを身につけた。時間がかかる前提で取りかかる話になっている。

揺らす所と区切る所: 長いバーは入りから終わりまでかける。発声が弱く息が乗っていないと、揺れではなく声の震えと判定され、安定性やロングトーンを削ってしまう。長いバーが複数あるなら一か所は伸ばして区切る——1秒ほど伸ばせばロングトーンと認識される。中途半端なバーには掛けない。