ロングトーンの伸ばし方

加点をとる

長く伸ばす音の安定を採点がどう見るか

何を見ている?

ある長さを超えて伸ばした音について、機械は音程のブレ幅と音量の動きを見ています。基準に届かない短い音は、そもそも数に入りません。まっすぐ保つだけでなく、終わりに向けて少し膨らむ形も良く出やすい一方、途中で細くなって下がると安定性のほうを削ります。声の作り方はロングトーンに書いてあります。

どうすれば伸びるか

その場でできるのは息の配り方です。4拍吸って8拍で吐くを2回してから歌い出すと、伸ばしの後半で足りなくなりにくくなります。伸ばしている間は最初の1拍をまっすぐ、残りで少しだけ音量を上げる。揺らすのは最後の1〜2拍だけにして、それまでは動かさないほうが声も点も落ち着きます。

勘違いしやすいところ

息を使い切ってから伸ばしに入ると、最後の半拍で音程が落ちます。これは加点ではなくロングトーンの音程落ちの側で拾われる動きです。逆に力いっぱい出し続けても、喉が締まって揺れが止まります。伸ばしは力の入れどころではなく抜きどころだと考えると、当たる回数が増えます。

機種による違い・補足

何秒から「長い音」として数えるかは機種で違い、2秒前後を境にすることが多いものの同じではありません。伸ばしの評価を独立した数値で見せる機種もあれば、安定性へ吸収してしまう機種もあります。そもそも伸ばす場所が少ない曲では、どれだけ整えても差が付きません。

解説動画: 息が続かなく苦しい歌い方を治す方法【現役ボイトレ講師が解説】《歌が上手くなるための講座》/ラニー歌うま相談室 | MASAYAH

息が続かない時の語尾: 歌の後半で息が持たなくなり、最後の語尾が揺れて崩れるという悩みから話が始まる。理由はいろいろあるが、いちばん多いのは息漏れだと講師は言う。気づかず漏れている人が多く、まずそこを疑うべきだという立場をとっている。

閉じてはじめて声になる: 声帯は喉についていて、開いたり閉じたりする筋肉だと講師は説明する。開いたままだと息がただ抜けていくだけで音にならない。逆に閉じると空気がせき止められ、そこに振動が起きて声に変わる。声になるかどうかは、この開き具合次第だということ。

漏れているのは閉じ方が緩い: 息漏れしている人は声帯が少し開いたままで、閉じ方が緩い状態にある。意図的に息を混ぜる歌い手もいるが、狙っていないのに漏れているなら話は別で、そのぶん息が続かなくなる。対策は閉じる側の筋肉を鍛えることだと講師は言う。

うがいの姿勢でつかむ: 練習にはうがいの体勢を使う。上を向いて水を含み、口を開けても飲み込まずにいられるのは、声帯が蓋をしているから。間違って気管に入ればむせるのと裏返しで、水が落ちてこない状態こそ閉じている状態だという。その感覚のまま声を出してみるとよい。