高すぎる予定利回り
商品の罠
利回りは、リスクの値段でしかない
どんな手口・どんな罠?
年8%や10%といった利回りが提示される商品です。詐欺とは限らず、実在する事業に投資している場合もあります。ただし高い利回りは、それだけの危険を市場が織り込んだ結果であって、うまい話ではありません。
なぜ引っかかるのか
数字は比較しやすく、リスクは比較しにくいからです。3%と8%を並べれば8%を選びたくなりますが、その差が何に由来するかは表に出ていません。
見分け方のサイン
同じ時期の国債利回りとの差を見てください。差が大きいほど、そこには理由があります。「担保があるから安全」という説明は、担保の評価額と処分可能性を確認しない限り意味を持ちません。
こうなったらどうする
利回りではなく、最悪の場合に何が起きるかを先に聞いてください。貸付先が返せなくなったら、事業者が破綻したら、途中で解約したいときは。この3つに具体的に答えられない商品は避けるのが無難です。
解説動画: 若者に広がる「人を紹介すればもうかる」誘いに要注意!【啓発アニメ】国民生活センター/国民生活センター
勧誘の実演: 国民生活センターの啓発アニメ。生活費に困った大学生が、高校時代の先輩からオンラインの面談に誘われる。出てくるのは「まだ公表していない弊社の投資案件」「メモや録音は控えていただきたい」という言葉から始まる話。
提示される数字: 10万円で買った資産が数年で1億円を超える価値になることだってある、最先端AIに投資のプロの分析を加えたハイブリッド予想で的中率を飛躍的に向上させた——数字と技術用語で押してくる。中身の確認ができない話ほど、数字は大きくなる。
本当の収益源: パートナーになると他人をパートナーに選任する権利が与えられ、達成すると紹介料が発生する。しかもその人がさらに紹介すれば自分にも入る。数人見つけるだけで、あとは何もしなくても収益が入るという説明は、運用ではなく勧誘が収益源であることを自分で示している。
「怪しくないか」と聞いたら: 怪しいのではという問いに対し、「従来のネットワークビジネスとは違い、当社はパートナー方式なのでご安心ください」と返ってくる。名前を変えただけの説明で安心させにくるのが典型的な応答。