外貨建て保険の販売手数料
商品の罠
保障と運用と為替が、一度に来る
どんな手口・どんな罠?
外貨で運用する貯蓄型の保険です。契約時の販売手数料が大きく、その多くは契約者の払込金から賄われています。加えて為替の変動と、保障のための費用が重なります。
なぜ引っかかるのか
「予定利率3%」といった数字が、そのまま増える率のように聞こえるからです。実際には手数料と保険関係費用を引いた後の話で、しかも為替次第で円建ての結果は変わります。銀行の窓口で勧められるという安心感も働きます。
見分け方のサイン
円建ての受取額が確定しない、早期解約で大きく元本割れする設計、手数料の総額が明示されない。「為替が戻るまで待てば大丈夫」という説明は、何十年も待つ可能性を伏せています。
こうなったらどうする
既に契約している場合は、解約控除の残り期間と現時点の解約返戻金を確認してください。これから検討する場合は、保障は掛け捨て、運用はNISA、と分けた場合の合計コストを計算して比べてみてください。多くの場合、分けたほうが安く済みます。
解説動画: 投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について:消費者庁/消費者庁 / CAA
窓口で起きていること: 金融機関の職員から「預けているだけでは資産は増えない」と言われ、満期前の定期預金500万円を外貨建ての生命保険に変更するよう勧められて契約。数か月後に80万円の損失が出ていた——という具体的な事例が紹介される。高齢者を中心にトラブルが増えている分野。
契約者が知らなかったこと: 問い合わせて初めて元本保証がないことを知った、というのがこの事例の核心。外貨建て生命保険は運用実績や為替相場の変動によって損益が発生する、元本保証のない商品であり、手数料等の負担もある。
どうするか: 契約内容とリスクについて、契約する前に契約書面等をしっかり確認する。しつこい勧誘に遭ってもすぐには契約せず、家族と相談するなど慎重に判断する、と具体的な手順で示されている。