回転売買

売買の罠

勧められるまま乗り換えると、手数料だけが残る

どんな手口・どんな罠?

投資信託などを短い期間で解約させ、別の商品へ乗り換えさせることを繰り返す行為です。乗り換えのたびに販売手数料が発生します。販売する側の収益になる一方、投資家の資産は手数料の分だけ確実に減ります。

なぜ引っかかるのか

「もっと良い商品が出ました」は断りにくい提案です。担当者との関係が続いていると、断ること自体に心理的なコストが生まれます。値下がりしている商品からの乗り換えは、損を取り返せる話として響きます。

見分け方のサイン

1〜2年以内の乗り換えが繰り返されている、乗り換え前後の商品の中身が似ている、担当者が代わるたびに提案が来る。過去の取引履歴を並べると、はっきり見えます。

こうなったらどうする

「今の商品を持ち続けた場合と比べて、何がどう良くなるのか」を書面で求めてください。手数料の総額も含めて説明を求めます。金融機関の対応に疑問があれば、証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)に相談できます。

解説動画: 長期保有(複利と単利)/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

長く持つことの2つ目の利点: 長期保有の利点として、複利効果と並んで頻繁に売買した時と比べて売買に伴う手数料などのコストが少なくて済むことが挙げられている。回転売買が投資家にとって何を失わせるかが、裏返しで説明されている。

複利は時間で効く: 年5%で100万円を5年。単利なら125万円、複利なら約127万6千円。複利のものは長く持つほど雪だるま式に増えるので、すぐ売るより長期で保有するほうが有利になる。乗り換えを繰り返すと、この効果そのものを毎回リセットすることになる。