NISA つみたて投資枠
非課税の器
変わりやすさ: 数年ごとに改正
金融庁の基準を通った商品だけを、積み立てで
どういう制度?
毎月などの定期的な買付に限って使える非課税枠です。対象商品は、長期・積立・分散に適していると金融庁が基準を定めた投資信託・ETFに絞られています。具体的には、信託契約期間が無期限または20年以上で、毎月分配型でなく、ヘッジ目的以外のデリバティブ取引を使わないことが条件です。年間の枠は120万円です(制度改正で変わりうるため、最新は金融庁で確認してください)。
使うとどうなる
選択肢があらかじめ絞り込まれていることが、初めての人にとって最大の利点です。対象の投資信託は販売手数料が0%(ノーロード)で、信託報酬はインデックス型なら国内資産を対象とするもので0.5%以下、海外資産を対象とするもので0.75%以下(いずれも税抜)という上限があります。毎月分配型のタコ足分配のような商品は、最初から入っていません。
手続きと期限
証券会社で積立の設定をします。毎月・毎週・毎日など頻度を選べますが、長期の成績にはほとんど影響しません。対象商品のうちインデックス運用のものは、日経平均株価やS&P500など金融庁が指定した指数に連動するもので、アクティブ運用のものは純資産額50億円以上・運用実績5年以上などの実績条件を満たしたものに限られます。設定したら基本的に触らないのが、この枠の使い方です。
注意(変わりうるところ)
スポット購入(一括買付)には使えませんのが原則です。まとまった資金を入れたい場合はNISA 成長投資枠を使います。年の途中で使い切れなかった枠は翌年に繰り越せません。前身の「つみたてNISA」は2018年開始で非課税期間が20年でしたが、2024年からの制度では保有期間の制限が無くなり、対象商品の絞り込み方針は引き継がれています。
確認先(一次情報)
金融庁のNISA特設サイト(対象商品の一覧も公表されています)。
出典
- 公的機関 金融庁(2024) NISAを利用する皆さまへ
解説動画: ~将来を見据えたおかねのキホン~NISAとiDeCoで始める資産形成セミナー2025「NISA制度とその活用方法」/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル
対象商品が絞られている: つみたて投資枠で買えるのは、長期・積立・分散投資に適した投資信託。インデックス運用の投資信託が多くを占めている。アクティブ運用のものは、継続して投資家に選択されているものに限られ、純資産額や運用実績について一定の要件を満たす必要がある。
コストにも条件がある: つみたて投資枠で買える多くの商品は販売手数料が0%(ノーロード)。加えて信託報酬にも上限があり、低水準のものだけが対象になっている。「選択肢が絞られている」ことの中身が、この2点で具体的に示される。
信託契約期間の条件: 対象商品の要件には、信託契約期間が無期限または20年以上であることなども含まれる。短期で終わる商品や、途中で消える可能性の高い商品が最初から外れている、ということ。