非課税枠の再利用

非課税の器

売れば、枠は翌年に戻ってくる

どういう制度?

現行のNISAでは、保有商品を売却すると、その商品を買ったときの金額(簿価)のぶんだけ、翌年以降に非課税枠が復活します。以前の制度には無かった仕組みで、使い方の自由度を大きく変えました。

使うとどうなる

住宅購入や教育費で一度取り崩しても、後から枠を使い直せます。生涯にわたって使える器として設計されている、ということです。

手続きと期限

特別な手続きはありません。売却した年の翌年から枠が戻ります。同じ年のうちに買い直すことはできません。

注意(変わりうるところ)

復活するのは買ったときの金額であって、売ったときの金額ではありません。100万円で買って200万円で売れば、戻る枠は100万円です。また、年間の投資枠の上限は別に効きます。頻繁な売買を前提にした制度ではないので、必要が生じたら遠慮なく使ってよい仕組みくらいに考えておくのが健全です。

確認先(一次情報)

金融庁のNISA特設サイト。

解説動画: ~将来を見据えたおかねのキホン~NISAとiDeCoで始める資産形成セミナー2025「NISA制度とその活用方法」/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

復活するのは「簿価」: 生涯の非課税保有限度額1,800万円は簿価(取得金額)で計算される。100万円で買った商品を持っている間、価格が120万円に増えても追加で20万円の枠が消費されることはない。

売ったらいくら戻るか: 時価120万円のときに売却すると20万円の売却益が出るが、翌年以降に復活する枠は簿価の100万円のみ。値上がりした20万円が限度額に新たに追加されることはない、と棒グラフで明示される。

いつ戻るか: 枠が復活するのは売却した年の翌年以降。金融庁の担当者が直接説明している回なので、制度の考え方を一次情報に近い形で確認できる。