非課税枠の再利用

非課税の器

変わりやすさ: 数年ごとに改正

売れば、枠は翌年に戻ってくる

どういう制度?

現行のNISAでは、保有商品を売却すると、その商品を買ったときの金額(簿価)のぶんだけ、翌年以降に非課税枠が復活します。以前の制度には無かった仕組みで、使い方の自由度を大きく変えました。

使うとどうなる

売却で戻るのは生涯の非課税保有限度額(総枠。1,800万円、うち成長投資枠は1,200万円)のほうです。年間投資枠(つみたて120万円・成長240万円の計360万円)は、売っても増えません。これは長期の資産形成のための制度という位置づけだから、とコアラ先生の時事ネタ祭り(YouTube)は解説しています。毎年360万円ずつ入れても、総枠を埋めるには最短で5年かかります。

手続きと期限

特別な手続きはなく、売った年の翌年(1月以降)に総枠が戻ります。戻る前でも、その年の年間投資枠と総枠に空きが残っていれば、別の商品を買えます。売却日は約定日ではなく受渡日で見ると、ズボラ夫婦の資産形成チャレンジ(YouTube)は解説しています。総枠を埋め切った人は、売って入れ替えても翌年までNISAでは買い直せません。

注意(変わりうるところ)

復活するのは買ったときの金額であって、売ったときの金額ではありません。100万円で買って200万円で売っても戻る枠は100万円で、値上がりした100万円ぶんまで枠が増えるわけではありません。逆に70万円まで下がってから売っても、戻る枠は100万円のままで、減ったお金は補われません。総枠を売却した年のうちに戻す案は、金融庁が2026年8月の令和9年度税制改正要望に入れた段階で、決まってはいません。

確認先(一次情報)

金融庁のNISA特設サイト。

出典

  1. 公的機関 金融庁 NISAを知る:NISA特設ウェブサイト
  2. 公的機関 金融庁 よくある質問:NISA特設ウェブサイト
  3. 公的機関 財務省(2026) 令和9年度税制改正要望(金融庁)
  4. 動画 コアラ先生の時事ネタ祭り 【急転】新NISA改正で投資枠「年内復活」は誤報?真相を徹底解説します!
  5. 動画 ズボラ夫婦の資産形成チャレンジ【色々と40ダイ】 【新NISA】投資枠復活の注意点をズボラ攻略。勘違いによる売りに注意!

解説動画: ~将来を見据えたおかねのキホン~NISAとiDeCoで始める資産形成セミナー2025「NISA制度とその活用方法」/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

復活するのは「簿価」: 生涯の非課税保有限度額1,800万円は簿価(取得金額)で計算される。100万円で買った商品を持っている間、価格が120万円に増えても追加で20万円の枠が消費されることはない。

売ったらいくら戻るか: 時価120万円のときに売却すると20万円の売却益が出るが、翌年以降に復活する枠は簿価の100万円のみ。値上がりした20万円が限度額に新たに追加されることはない、と棒グラフで明示される。

いつ戻るか: 枠が復活するのは売却した年の翌年以降。金融庁の担当者が直接説明している回なので、制度の考え方を一次情報に近い形で確認できる。