個人向け国債
債券・預金
国にお金を貸して、利子を受け取る
どういう商品?
国が個人向けに発行する債券です。1万円から買えて、半年に1回利子が支払われます。変動10年・固定5年・固定3年の3種類があり、変動型は市場金利に合わせて受け取る利子が変わります。
もうけと損の出どころ
もうけは利子だけで、値上がり益はありません。国が破綻しなければ元本は満期に戻ります。金利が低い時期は利子もわずかですが、下値を気にしなくてよいという性質そのものが役割です。
コスト(どこで抜かれるか)
購入時の手数料はかかりません。発行から1年間は原則として中途換金できません。1年を過ぎれば換金できますが、直前の利子の一部が差し引かれます。
税と口座
利子に約20%課税されます。NISAの対象外です。
向かない人・注意
インフレには弱い商品です。年2%の物価上昇が続く中で0.5%の利子しか得られなければ、数字は減っていなくても買えるものは減ります。増やす道具ではなく、「数年内に使う予定があるお金を、減らさずに置いておく」ための道具だと考えてください。
解説動画: 【債券】債券価格と金利って、どういう関係?│投資Q&A/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル
債券価格と金利は逆に動く: 結論から言うと、金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がる。債券は国や企業がお金を借りるための借用証書のようなもので、そのお金のレンタル料金が金利だという説明から入る。
なぜ逆になるのか: 金利2%の債券を100円分持っていると1年で2円受け取れる。ここで世の中の金利が3%に上がると、新しく買える債券は3円くれる。すると2%の債券の魅力が下がるので、その価格が下がる。逆に金利が1%に下がれば、2%の債券の魅力が上がり価格も上がる。数字を追うだけで納得できる形になっている。
解説動画: 債券のしくみ/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル
債券は借用証書: 国や地方公共団体、企業が資金を借り入れるために、借りた金額・満期日・利子の条件を明確にした借用証書のようなもの。国が発行するのが国債、地方公共団体が地方債、民間企業が社債。株式との最大の違いは、発行した側に返済の義務があるかどうかだと整理している。
持っている間と満期: 保有中は一定の利子が受け取れ、満期まで持てば額面金額が受け取れる。いついくら回収できるか分からない株式と比べ、安定した投資を望む人に好まれるという位置づけ。満期前でも流通市場で売却できる。
金利が動いても利子率は変わらない: 債券の利子率は発行時の金利をもとに決まり、その後どんなに金利が変化しても変わらない。だから世の中の金利が上がると、以前発行された債券は相対的に魅力が薄れて価格が下がる。逆に金利が下がれば価格は上がる。