外貨預金

債券・預金

預金という名前だが、守られてはいない

どういう商品?

円を外貨に換えて預ける預金です。日本より金利の高い通貨なら利率も高くなります。ただし預金保険制度の対象外で、銀行が破綻した場合に保護されません。名前は預金でも、性質は為替の商品です。

もうけと損の出どころ

利子と為替差益です。損益のほとんどは為替で決まります。年3%の金利より、為替が1日で動く幅のほうが大きいことは珍しくありません。

コスト(どこで抜かれるか)

円から外貨、外貨から円へ戻すときの為替手数料が両方でかかります。銀行によっては片道1円(1ドルあたり)を超えることがあり、往復で2%以上取られる計算になります。この時点で金利の1年分が消えます。

税と口座

利子は源泉徴収され、為替差益は原則として雑所得になります。株式の損失とは通算できません。

向かない人・注意

為替手数料の安いFX(外国為替証拠金取引)や外貨建てのETFと比べると、同じことをするのに費用が高い場合が多いです。「金利が高い」という説明だけで勧められたら、往復の為替手数料はいくらかを必ず聞いてください。

解説動画: 第14回 株価を動かす力①~円高と円安~/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

外国為替とは何か: 円とドルを交換することが外国為替、その交換比率が外国為替レート。ニュースの「1ドル100円」はこのレートを指している、という基本から始まる。

レートは常に動いている: 1ドル100円だったものが110円(円安)にも、90円(円高)にもなる。いつも同じレートで交換できるわけではない。外貨で預けるということは、この変動を丸ごと引き受けるということ。

向きの覚え方: 1ドルのものを買うのに何円必要かで考えると、円安・円高の向きを間違えない。外貨預金の損益はこの向き次第で決まる。