金(きん)
不動産・現物
利子を生まない代わりに、誰の負債でもない
どういう商品?
現物の地金・コイン、純金積立、金価格に連動するETFなど、持ち方が何通りかあります。金は利子も配当も生みません。にもかかわらず持たれてきたのは、誰かの約束に依存しない資産だからです。株は会社が、債券は発行体が潰れれば価値を失いますが、金にはその関係がありません。
もうけと損の出どころ
値上がりだけがもうけです。通貨の信認が揺らぐ局面や実質金利が下がる局面で買われやすい傾向があります。ただし数年単位で下がり続けた時期も普通にあります。円建てで見る場合、価格はドル建ての金価格 × 為替で決まるので、円安になれば円建て価格は上がります。
コスト(どこで抜かれるか)
現物は購入時に数%の手数料と、売買価格の差(スプレッド)がかかります。地金は保管の問題もあります。金ETFなら信託報酬が年0.4%前後で、保管の心配はありません。
税と口座
現物の売却益は原則譲渡所得(総合課税)で、保有5年超なら課税対象が半分になる扱いがあります。金ETFは商品によって課税が異なります。仕組みが商品ごとに違うので、国税庁の資料で確認してください。
向かない人・注意
資産の中心には据えにくい商品です。利子も配当も生まないので、持っている間は何も増えません。全体の数%から10%程度を保険として持つという使い方が一般的です。「有事の金」と言われますが、有事に必ず上がるわけではありません。