米国総合債券インデックス

債券・REIT・商品

対象: 債券 / 銘柄数: 約13,000銘柄

米国総合債券インデックスは、米ドル建て・固定利付き・課税の投資適格債券をまとめた、米国債・社債・住宅ローン債券のかたまりのような指数です。ブルームバーグが算出し、1986年に作られました。金利が動いたときの価格の動きやすさはデュレーションという数字で表され、長いほど金利上昇の影響を強く受けます。

何を集めた指数?

ブルームバーグが算出する、同社が旗艦の指標と位置づける米ドル建て・固定利付き・課税の債券の指数です。格付けがBBB-(ムーディーズはBaa3)以上の投資適格だけを対象に、米国債・政府関連債・社債と、住宅ローンなどの債権を束ねた証券化商品(MBS・ABS・CMBS)を含みます。1986年に作られ、値は1976年まで遡って計算されています。

算出のクセ・中身の偏り

デュレーションは、金利が動いたときに価格がどれだけ変わりやすいかを表す数字です。金利と価格は逆向きに動き、FINRA(米国の金融業の自主規制機関)は、デュレーション10なら金利1%の上昇で価格は約10%下がる見込みと説明します。「債券は値動きが小さい」という説明は、デュレーションが短い債券の話です。

これを買うと何を買っていることになるか

米国の金利そのものに投資しているような状態になります。MUFGの投資銀行部門の資料(2022年5月)の表では、1977〜2021年の45年のうち、この指数の年間リターン(利息込み)がマイナスだったのは4回で、最悪は1994年の-2.9%でした。2022年 インフレと金利上昇は、5月9日時点ですでに-10.5%でした。

連動する商品と注意

連動するETF・投資信託があります。円で持つ場合は為替の判断が付いてきます。指数の決まりでは、償還まで1年未満の債券・投資適格未満の債券・物価連動債・変動利付債・非課税の地方債は入らず、連邦準備制度が持つ米国債は発行額から引かれ、入れ替えは毎月末です(ブルームバーグの2024年6月の資料)。

出典

  1. 資料・英語 Bloomberg(指数の提供元)(2024) Bloomberg US Aggregate Index(Bloomberg Fixed Income Indices, June 12, 2024)
  2. 資料・英語 FINRA(米国の金融業の自主規制機関)(2024) Brush Up on Bonds: Interest Rate Changes and Duration
  3. 資料・英語 MUFG Global Corporate & Investment Banking, Capital Markets Strategy Team(2022) Capital Markets Strategy: Chart of the Day(US aggregate bond index, total annual return)