金銭出納帳

記録する

金銭出納帳は、日付・相手・入った額・出た額・残高を一件ずつ起きた順に書き続ける帳面で、月ごとの合計を作る家計簿とは違い、一件単位の記録を積み上げます。生活費や別口座への振り替え、家族との立て替え、臨時の収入が同じ口座を通ると、数か月後にはどの入金が何だったか思い出せなくなりますが、各行に残高が出る形なら、書き漏らした行があれば実際の残高とズレて自分でも気づけます。この「合わない」がすぐ出ること自体が、合計だけを書く家計簿との一番の違いです。

どこに効くか

家計簿ノートが月ごとの合計を作る道具なら、出納帳は一件ずつを起きた順に並べる道具です。日付・相手・入った額・出た額・残高だけを書き続けます。効くのは、性格の違うお金が同じ口座を通るときです。生活費、別の口座への振り替え、家族との立て替え、臨時の収入が混ざると、数か月後にはどの入金が何だったのか思い出せなくなります。出納帳の形なら各行に残高が出るので、書き漏らした行があると実際の残高とズレて自分で気づけます。この「合わない」が出ること自体が、合計だけを書く家計簿との一番の違いです。

選ぶときに見るところ

欄は日付・摘要・収入・支出・残高の5つあれば足ります。市販の帳簿には科目や税区分の欄が足された型もありますが、家計で使うなら余計な欄は空欄のまま濁ります。サイズは持ち歩くならA5、机に置くならA4かB5。1冊が何年もつかは行数で決まるので、行数の表記も見ておくと途中で足りなくなりません。すでに家計簿ノートを続けられているなら、二重に付ける必要はありません。出納帳が要るのは、現金の出入りが多い人と、別の口座に移したお金の出どころを後から説明したい人です。まずノートに自分で5本線を引くところから始めて、続いたら市販の帳簿に移るのでも十分間に合います。

解説動画: 現金出納帳の記帳方法【簿記をマスター】#現金 #現金出納帳 #簿記 #青色申告/eBOKI 【い〜ぼき】 (簿記と情報の学習動画)

何を記録する帳簿か: 現金出納帳は補助簿のひとつで、現金の入金と出金の明細を1件ずつ記録する帳簿。欄は左から日付、取引の内容を書く摘要、増えた現金を書く収入、支払った現金を書く支出、そして残高と並び、表の右上の数字はこの帳簿のページ番号にあたる。

残高は毎回書く: 残高は前の残高に収入を足して支出を引いた額で、取引のたびに忘れず記入する。現金を受け取った日は収入欄へ、支払った日は支出欄へ金額を入れ、その都度残高を増減させていく。月の初めは、前の月から事業が続いていれば前月繰越として繰越額を収入欄に書くところから始める。

月末の締め方: 月末は摘要欄に次月繰越と書き、繰り越す残高を支出欄に記入する。このとき日付と摘要、支出金額は原則として赤字で書く。続けて合計線を引いて収入と支出それぞれの合計を出し、金額が一致することを確認してから締め切り線を引く。日付欄の締め切り線は忘れがちだと念を押している。

元帳と突き合わせる: 翌月の初めには再び前月繰越を収入欄に書き写すが、ここで残高の記入を落としやすい。現金出納帳の残高は総勘定元帳の現金勘定の残高と一致するので、二つを照合すれば記帳の間違いを見つけられる、という位置づけの帳簿になっている。