実務電卓
計算する
実務電卓は、キーが沈む感触で打てた・打てていないが手で分かる計算機です。口座がいくつかに分かれていると長い数字を何度も打ち込みますが、画面を押すだけのスマホの電卓では打てていない桁があっても気づけず、合計が一桁ずれたまま先に進む事故が起きやすくなります。12桁あれば口座ごとの残高や一年ぶんの支出の累計でも桁があふれず、合計キー(GT)があれば数字を順に足していって最後に総額を一回で出せます。キーの大きさや傾き、裏の滑り止めも、書類を見ながら手で打つ作業では地味に効きます。
どこに効くか
口座がいくつかに分かれていると、合計を出すだけで長い数字を何度も打ち込むことになります。スマホの電卓は画面を押しても指に感触が返らないので、打てていない桁があっても気づけません。合計が一桁ずれたまま先に進むのが、この作業で一番よく起きる事故です。実務向けの電卓はキーが沈むので、打った・打っていないが手で分かります。桁数も12桁あれば、口座ごとの残高の合計や一年ぶんの支出の累計でも桁があふれません。合計キー(GT)があると、口座ごとの数字を順に足していって、最後に総額を一回で出せます。
選ぶときに見るところ
見るのは桁数、キーの大きさと傾き、そして裏の滑り止め。12桁は一年ぶんの集計向け、10桁でも日々の計算には足ります。税率を登録しておくキーや、打ち間違えた最後の一文字だけ消すキーがあると、打ち直しが減ります。太陽電池だけの型は手元が暗い机で表示が薄くなるので、電池も併用する型のほうが安定します。すでに紙の計算をしない人には、表計算ソフトのほうが、後から式を見直せるぶん向いています。電卓が効くのは、書類を見ながら手で足していく場面で、画面と紙を行き来したくない人です。
解説動画: 【CPAカレッジ】_042_電卓の叩き方直伝!_会計士・簿記検定を目指す方必見!/公認会計士 / 植田有祐のCPAカレッジ
指の置き場所を決める: 電卓は右手でも左手でもよいが、同じキーは必ず同じ指で押すと決めて練習するのが基本だという。中央のキーにある小さな突起に中指を置くのがホームポジション。右手はペンを持つので人差し指以外の4本を使い、左手で打つ場合は000キーの位置によって打ちやすさが変わる。
メモリーで積み上げる: 掛け算の答えを足していく場面では、=の代わりにメモリーへ加えるキーを押して結果を記憶させる。引きたい分は減算のキーで入れ、最後に呼び出せば記憶した数の合計が一度に出る。単価かける数量をいくつか記憶してから合計を個数で割れば、平均単価がその場で出せる。
打ち直しを減らす: 同じ数に別の数を掛けていくときは、その数を打ち直さず続けて数字と=を押すだけでよい。割合を出したあとに-と=を押せば元の額から差し引いた残りが一度で出る。=を押すたびに答えを自動集計する機能や、=の回数だけ割り引ける操作など、割引や現在価値の計算を短くする機能も並ぶ。
検算しない: 締めくくりは電卓は二度打ちしない、検算しないという考え方。検算していいなら手書きでも足りる、検算しないために電卓を使っているのだという理屈で、その代わり一回一回ゆっくり確実に打つ。できる人ほど静かに打って一度で正解にたどり着く、と話している。