蛍光ペン(色を決めて使う)
学ぶ環境
蛍光ペン(色を決めて使う)は、条件・期限・例外が同じ段落に混ざって書かれる税や制度の文章を、色の役割を固定して後から拾い読みできるようにするための道具です。読んでいるときは分かっていても後から見るとどれが自分に当てはまる条件だったのか分からなくなり、全部に線を引くと引いていないのと同じ状態になりますが、条件は一色目、期限は二色目、例外は三色目と決めれば、後から例外だけを拾い読みできます。色が四つ以上に増えると自分でも意味を思い出せなくなります。
どこに効くか
税や制度の文章は、条件・期限・例外が同じ段落に混ざって書かれます。読んでいるときは分かっていても、後から見るとどれが自分に当てはまる条件だったのかが分かりません。ここで全部に線を引くと、引いていないのと同じ状態になります。要点は、色を役割で固定してしまうこと。たとえば条件は一色目、期限や日付は二色目、例外と対象外は三色目と決めます。決めた色で引かれた紙は、後から例外だけを拾い読みできる状態になります。色が四つ以上に増えると、自分でも意味を思い出せなくなります。
選ぶときに見るところ
見るのは、裏写りのしにくさと色の濃さ。淡い色は文字が読めるまま残り、コピーを取ったときにも黒く潰れません。ペン先が太い面と細い先の二段になっている型だと、行と語の両方に引けます。乾きの遅いインクは、書いた上をこすると滲みます。蛍光ペンは紙にしか使えないので、資料を画面で読む人には要りません。その場合は同じ考え方をPDFの注釈の色で三つまでと決めて持ち込んでください。道具そのものより、色の意味を決めて途中で変えないことのほうが効きます。何本も揃える前に、いま手元にある三色で一冊ぶん引き通してみて、その決め方が自分に残るかを見てください。
解説動画: 東大卒は蛍光ペンをこう使う!/Stardy -河野玄斗の神授業
最初はメリハリのため: 教科書の情報を頭から全部入れるのは物理的に無理なので、まず重要なところだけを完璧にして、周りの知識を後から貼り付けていく。そのために線を引いて重要と重要でないを分ける。重要度の段階分けも色を増やす必要はなく、横に引くか下に線を引くかで区別できる。
引く場所は進むほど減る: 何が重要かは問題を解きながら分かってくるので、最初から完璧を狙わずまず一周する。勉強が進むと、線の目的は「重要な箇所を示す」から「まだ分かっていない箇所を抜き出す」へ変わる。実際、仕上げの時期の本は見開き二ページに一本しか線が無いこともある。
線の横に一言を書く: 線と同じくらい効くのが、その横へ自分の言葉に置き換えた一言を添えること。何を言っている箇所なのかを短く書いておくと、線と一言を追うだけで分厚い一冊を短時間で回せる。書く時点で自分の言葉に直しているので、それ自体が覚え直しにもなる。
蛍光ペンは一色に絞る: 初めの頃に引いた線が多く残っていると、結局また全部読む羽目になる。そこで蛍光ペンの上から赤いボールペンで下線を重ね、赤だけを拾って復習する。蛍光ペンを一色に絞っておくほど、後から重ねた赤が目立つ。先を見越して引く、というのが要点。