初期費用と維持費を分ける
費用の見方
「高い」の正体は、たいてい毎月のほう
どういうこと?
「その趣味にいくらかかるか」は、最初に一度だけ払うお金と、続けるかぎり毎月・毎年出ていくお金に分けて考えると、急に見通しがよくなります。ロードバイクなら車体が前者で、タイヤやチェーンの交換、パンク修理、駐輪場代が後者です。始める前に目に入るのは十万円台の車体のほうですが、数か月後にやめる理由になるのは、たいてい毎月のほうです。同じ「高い趣味」でも、この二つは効き方がまったく違います。
具体的にどうする
検討している趣味について、紙かメモアプリに二列だけ書き出します。左は一度きりの買い物、右は一か月あたりに出ていく額です。さきほどの自転車なら、車体と鍵とヘルメットが左、タイヤやチェーンの交換と駐輪場代が右に入り、右は月千円から二千円ほどに収まります。始めるかどうかは、右の列だけを見て決めます。右が毎月の自由に使える額に収まっているなら、左は一度がまんすれば越えられる山です。上限そのものの決め方は趣味予算の決め方にまとめました。
注意
維持費がゼロに見える趣味ほど、あとで効いてきます。ランニングは道具がほとんど要らない代わりに、靴は半年から一年で底がつぶれ、そのたびに1万円前後が出ていきます。逆に初期費用の小さい趣味でも、細かい買い足しが毎月続けば同じことです。年に一度しか出ない出費も十二で割って右の列に入れておくと、あとで慌てません。何が減っていくのかは消耗品の正体で確かめられます。
解説動画: 【初心者】ミニベロ・ミニベロロード購入費と年間維持費/にわログ 旧ミニベロロード大好き!
概要: 小径車のロードタイプを一台買った人が、買うときにかかった費用と一年あたりの維持費を分けて公開する回。車体の値段だけで終わらせず、乗り出すまでに要ったものと、乗り続けるあいだ出ていくものを別々に積み上げ、最後は月あたりいくらかまで直して示します。
買うとき: 車体が81,700円、送料が5,400円で、合わせて87,100円。これとは別に地元の店で防犯登録をして600円。同時にヘルメット、鍵、前後のライト、ベル、空気入れを買い、この六点で19,694円。ここまでが乗り始めるまでの費用で、合計は107,394円でした。
維持費: 自転車のパーツは消耗品の塊で、回っている部分は交換が要ると言います。タイヤ、チューブ、チェーン、スプロケットなどがそれです。小径車はタイヤが小さいぶん、ロードバイクと比べて1.36倍減りが早いとのこと。交換時期は乗り方や体重で変わるので一概には言えないとも断ります。
交換の目安: 本人の走り方は年およそ8,000キロで、タイヤは4,000キロに一度、チェーンは5,000キロに一度、チューブは8,000キロに一度。バーテープは年に二回、ワイヤーは内側が年一回、外側が二年に一回。これらを足すと年28,013円になると計算しています。
保険と合計: ここに自転車保険の個人プランが月340円、年払いで3,790円。ロードサービスと個人賠償が付くので義務でない地域でも入っておきたいと話します。維持費は年31,803円、ならすと月2,650円。買う額と続ける額が別々に見える形にした点が、この回の芯です。