家族と共有する

費用の見方

隠して買うと、趣味ごと居場所を失う

どういうこと?

同居している人がいる場合、趣味のお金は金額だけの話では終わりません。買った額を隠すと、金額そのものより「隠したこと」で信用が減ります。かかる額、使う時間、置き場所の三つは、始める前に共有しておくのがいちばん揉めません。先に話しておくと、家族は反対する側ではなく、都合を合わせてくれる側になります。数字を出せない相手ほど、あとになって強く反対します。

具体的にどうする

話すときは、月いくらと、週に何時間の二つを数字にして出します。「ゴルフを始めたい」ではなく「月8千円で月に二回、土曜の午前に行きたい」と言えば、相手が判断できる形になります。家族が使えるものを選ぶのも有効で、家庭菜園の収穫のように成果が食卓に出る趣味は理解を得るのが早いです。時間の相談のしかたは家族の理解を得るにもう少し詳しく書きました。

注意

共有は、相手にも同じ枠を用意して初めて成り立ちます。自分だけが枠を持ち、相手には報告するだけという形は長続きしません。それぞれが同額の自由枠を持ち、その中身には互いに口を出さないという決め方が、いちばん摩擦の少ない形です。ただし枠を超える買い物や、家計から前借りする形の買い物は例外として、そのつど相談してください。枠そのものの作り方は趣味予算の決め方にあります。

解説動画: 令和のお小遣い事情…そこに潜むのは“4万円の壁”? “バブル期”は月平均7万7000円超!【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG/TBS NEWS DIG Powered by JNN

概要: 会社員のお小遣いを取り上げた報道の一本。街の声と調査の数字を並べ、家庭ごとに形がまるで違うことを示します。決まった額を先に置くと貯金や他のことに回せるという声も、財布を分けていて互いの額を知らないという声も出てきます。

平均額: お小遣い制を入れている会社員の毎月の平均は、男性が3万9081円、女性が3万4921円。推移には四万円の壁と呼べる線があり、2014年から2024年まで見てもなかなか超えないと解説します。男性は2023年ごろ一時超えたものの、1990年の7万7725円とは開きがあります。

使い道: 使い道の一位と二位は男女で共通していて、食事代と、電話・携帯の費用。三位は男性が趣味、女性が身だしなみでした。給料の全額を家庭に入れている人は男性で約55%、女性で約33%で、そうでない家庭も少なくないことが数字に出ています。携帯代を小遣いに含める家と、含めない家があるとも触れます。

別の形: 街では、結婚当初の三万円から四万〜五万円まで上がったという夫婦や、まとまった額だと使ってしまうので日ごとに補充してもらっていたという人が話します。スタジオでは共通の口座に入れて生活費を賄う形も出て、給料の一部が自動でそこへ入る設定にしていると言います。

結び: 財布が別の側からは、不便はないが将来いくらあるのか分からないという声も出ます。専門家は、お小遣い制でもそうでなくてもそれぞれの必要額と貯蓄額を把握し、互いが当事者意識を持つことが肝心だと結びます。趣味に使う分もこの枠の中にあります。