長篠の三段撃ち
伝わり方が怪しい型
例の時代: 通説の舞台は1575年(記述の初出は後世)
長篠の三段撃ちは、鉄砲隊を三列に並べて交代で撃ち続けたとされる戦法。当時の記録には見えず、後世に付け加えられた説明だとする見方がある。
戦史の例と、それを伝える史料
長篠の戦い(1575年)で織田・徳川方が用いたと広く語られる。しかしbushoojapan.comの記事によれば、戦いとほぼ同時代に書かれた太田牛一『信長公記』には三段撃ちという記述はなく、「足軽部隊がおびき寄せてきたところを鉄砲で撃った」「こちらからは動かず、鉄砲を増やした」という記述にとどまる。三段撃ちという説明は後世の軍記物に由来するとされ、歴史学者・藤本正行の研究などがこの通説に疑問を呈してきた。