空城計
伝わり方が怪しい型
例の時代: 説話の舞台は3世紀(記述は東晋代)
空城計は、城を無防備に見せかけて逆に敵に警戒させ、退却させたという逸話。史書の注釈者自身がこの話を虚構だと退けている。
戦史の例と、それを伝える史料
諸葛亮が陽平で司馬懿の追撃を退けたという逸話が広く知られる。『三国志』諸葛亮伝に付された裴松之の注は、東晋の王隠『蜀記』が伝える郭沖の「五事」の一つとしてこの逸話を引くが、裴松之自身が当時司馬懿は別の場所(宛城)にいたはずだという時系列の矛盾や、20万の大軍を率いる司馬懿がただ退却する理由がないという戦略上の不自然さを指摘し、この逸話を退けている。