車懸りの陣
伝わり方が怪しい型
例の時代: 通説の舞台は1561年(成立は江戸期以降)
車懸りの陣は、部隊を輪のように回転させながら次々と敵にぶつけ続けるとされる陣形。同時代の史料には見えず、実際の姿は確かめられない。
戦史の例と、それを伝える史料
第四次川中島の戦い(1561年)で上杉方が用いたと広く語られる陣形。WEB歴史街道(PHP研究所)に掲載された歴史家・乃至政彦の記事によれば、この戦いを伝える根本史料は江戸期に成立した『甲陽軍鑑』などの軍記であり、円形に回転して攻撃するという通説の説明そのものに史料的な根拠がないとする指摘があるという。