ドキュメントスキャナ

デジタル

ドキュメントスキャナは、紙の資料をまとめて画像に変える機械です。

どこに効くか

配られた資料やコピーは、増えるほど目当ての1枚を探す時間が伸びます。1枚ずつスマホで撮る方法もありますが、束になると途中で手が止まります。紙を自動で送る型は数十枚を続けて読み取り、両面も一度で済みます。取り込んだあと文字を認識させれば、紙の山が検索できる状態に変わります。効くのは覚え方ではなく、あとで見つけられるかどうかです。ただし取り込んだだけでは読んだことにならないので、溜め込む先が紙からフォルダに移るだけで終わりやすい点は先に知っておいてください。取り込んだ紙を捨てるところまで決めておくと、机の上の量も一緒に減ります。

選ぶときに見るところ

紙を送る型と、置いて上から撮る型で用途が違います。前者は枚数の多い書類向き、後者は切り離せない本やホチキス留めのまま取り込めます。読み取りの細かさは文字なら300dpi程度で足り、上げるとファイルが重くなって扱いにくくなります。両面を一度で読めるか、傾きや白紙を自動で直せるかは、そのまま作業時間に効きます。買う前に、スマホのスキャン機能で数十枚やってみると、機械が要るほどの量なのかが分かります。本を分解して取り込むつもりなら、裁断機と作業する場所のほうが先に要りますし、戻せない作業なので手をつける本は選んでください。

解説動画: 爆売れ中。スキャンの概念が変わるとんでもないガジェットが出たんだが…/ワタナベカズマサ

上から撮る型: 紙を送り込むのではなく、机に置いたものを上から撮って取り込む型のスキャナです。本や冊子を裁断せず、見開きのまま取り込めるのが最大の違いで、紹介された機種は1ページおよそ1秒。見開きにしたときの中央付近の湾曲を自動で平らに補正する機能も入っています。

手を空ける仕組み: 付属のフットペダルを踏むと撮影が走るので、両手はページを押さえてめくる作業に集中できます。マットに置いただけで自動的に読み取るモードもあり、書類の束を流すときはこちらが速い。逆に自分のタイミングで撮りたいときは、自動を切ったほうが扱いやすいと述べています。

並べて一度に取り込む: 写真や名刺、レシートは並べて一度に撮っても、枠を判別して個別のファイルに分けて保存してくれます。ページを押さえるための専用の指当てを使えば、写り込んだ指を消して保存できます。光沢のある雑誌は上からの光が反射するので、横から当てるライトに切り替えると綺麗に写ります。

文字起こしの限界: 取り込んだ画像から文字を認識させ、文書や表計算、PDFなどに書き出すこともできます。ただし認識の精度はおよそ90%とされ、そのままでは誤りが残るので手直しが要ります。使うには専用のソフトを入れたパソコンとの有線接続が必要で、無線では動きません。