ヨーグルトメーカー・発酵器
はかる道具
ヨーグルトメーカー・発酵器は、設定した温度を長時間保つ箱で、季節に左右されず一定の発酵を保てます。
どんなもの?
ヨーグルトメーカーは、決めた温度を長く保つ箱です。米国アラスカ大学の普及資料は、種を入れた牛乳を約43℃(110°F)で4〜7時間保温すると書いています。保温が高すぎても低すぎても菌の増えが遅れるため、温度の一定さが仕込みの仕上がりを左右します。ユタ州立大学の普及資料も、4〜8時間でpH4.6以下になれば固まった目安だと書いています。
選び方
40℃台に合わせやすく、60℃前後まで上げられるものを選びます。ヨーグルトは約43℃、納豆は38〜42℃で16〜24時間(納豆PRセンター)と、狙う温度が違うためです。静岡大学の学会要旨(2022)は、50〜60℃で作った麹甘酒が好ましいと評価されたと報告しています。牛乳パックのまま入る形は洗い物が減りますが、入る容器の大きさを先に測ってください。
使い方のコツ
最初の1回は、温度計で中身の温度を確かめてください。英語の解説(Forest & Cheryl Townsley のチャンネル。製品の紹介を含む)は、推奨の99℃に設定した機械が最大で105℃ほどまで上がったと、自分たちで測ったと話しています。約46℃(115°F)を超える牛乳に種を入れると、菌が死ぬおそれがあるので、冷ましてから入れます。
手入れ・注意
内部の水滴を毎回拭くのが基本です。特にふたの裏は、仕込みの前に拭いておきます。付属の容器が煮沸できるか、本体を水洗いしてよいかは、機種の説明書で確かめてください。米国アラスカ大学の普及資料も、ヨーグルトメーカーはメーカーの指示どおりに使うよう書いています。納豆を仕込んだ容器は、他の仕込みと分けておくと取り違えずに済みます。
出典
- 公的機関・英語 Julie Cascio、アラスカ大学フェアバンクス校 Cooperative Extension Service(2024) Making Yogurt at Home
- 公的機関・英語 Kelsie Maw ほか、Utah State University Extension Homemade Fermented Yogurt
- 論文 鈴木絢子・村上陽子(静岡大学)(2022) 糖化温度が麹甘酒の糖化および食嗜好性に及ぼす影響
- 動画・英語 Forest & Cheryl Townsley(YouTube チャンネル) Making Perfect L. Reuteri Yogurt Every Time!
- 資料 納豆PRセンター(納豆の業界団体) 納豆ができるまで