塩分濃度の計算
塩分
塩分濃度の計算は、何に対する%かがレシピごとに違うので、総重量を確かめてはかりで計ります。
なぜ効くか
仕込みの塩は味付けではなく、他の菌を止めて狙った菌だけを残すための条件です。だから「小さじ何杯」ではなく「%」で管理します—— 塩は粒の大きさで同じ体積でも重量が変わるからです。カリフォルニア大学の食品保存プログラムの解説(2025)では、大さじ1杯の重さが、漬物用の細かい塩で18.9g、フレーク状の粗い塩で8.2gと2倍以上違います。
目安
同じ塩の量でも、何の重さで割るかで%が変わります。農林水産省の郷土料理サイトの和歌山県の梅干しは、梅1kgに粗塩200g(梅の重さの20%)です。Yang's Nourishing Kitchen(YouTube)は、%を野菜・水・塩すべての合計に対する割合とし、野菜と水の合計に目標の%を掛ければ塩の量はほぼ出る(750g+1200gの2.5%で約49g)と話しています。
外れたときの症状
薄ければカビを許しやすく、濃ければ耐塩性の菌だけが育って発酵が遅れます(バージニア工科大学のExtension)。「少し減らす」は失敗ではなく、危険側への変更です。同じ動画は、塩水に漬ける方式では野菜が塩を吸うぶん、水に対して4%と、全体の2〜2.5%より濃くすると話しています。塩を控えたいときは、仕込みの濃度ではなく食べる量で調整してください(→減塩したほうが体にいいので、味噌も塩を減らす)。
出典
- 公的機関・英語 Henry Shaw (UC Master Food Preserver Program, UC ANR)(2025) Salt, the Only Rock We Eat! (May 2025)
- 公的機関 農林水産省 梅干し 和歌山県(うちの郷土料理)
- 動画・英語 Yang's Nourishing Kitchen Lacto-Fermentation Salt Ratio Explained: Easy Formula for Any Vegetables!
- 公的機関・英語 Eifert JA, Boyer RR, Williams RC (Virginia Tech)(2025) Vegetable Fermentation