味わい図鑑 | オトモドリンク&イーツ

味わい図鑑・苦み・渋み

カフェインの苦み

カフェインの苦みは、焙煎由来の苦みとは別に、カフェインという成分そのものが単体で持っている苦みのことです。

カフェインの苦み

図: オトモシリーズ(オトモシリーズで作成した図)

味の特徴

カフェインという成分が持つ、鋭く直線的な苦みです。コーヒーの苦み全体に占める割合は1割ほどとされ、大半は焙煎に由来する苦みなど別の成分によるものですが、カフェインの苦みは焙煎度に関係なくほぼ一定という点で他の苦みと区別されています。デカフェ(カフェインを大きく減らした豆)を飲んでも苦みそのものはある程度残るのは、苦み全体の量がカフェインより焙煎の進み具合に大きく左右されるためだとされ、単体で口にすればはっきり苦いものの、量としては意外に少ないというのが実態とされています。

焙煎に由来する苦み
焙煎に由来する苦み写真: Ragesoss / CC BY-SA 3.0

味の出どころ

豆や茶葉にもともと含まれる成分で、焙煎や淹れ方の違いによって量がほとんど変わりません。含有量は飲みものの種類によって差が大きく、玉露や、抹茶を点てるときの抹茶は特に高濃度になりやすいとされる一方、ハーブティー(カフェインを含まないもの)のようにそもそも含まない飲みものもあります。同じ茶葉でも浸出時間を長くするほどカフェインは多く溶け出すとされ、抽出時間が長い水出しコーヒーも同様に多く溶け出しやすく、同じコーヒーでも抽出方法によって一杯あたりの摂取量は変わるとされています。

玉露写真: Rama / CC BY-SA 2.0 fr
抹茶を点てる写真: Evanhoever / CC BY-SA 4.0
水出しコーヒー
水出しコーヒーポット
水出しコーヒー写真: Roland Tanglao / CC0

調整の仕方

含有量の少ない豆や茶葉を選ぶほうが、抽出時間の調整より効果的とされています。深煎りにすれば苦いぶんカフェインも減っている、という理解は誤りで、焙煎度とカフェイン量はほとんど連動しないとされています。カフェインの感じ方には個人差があり、少量でも敏感に反応する人がいるため、夜に控えたい場合はカフェインレスの選択肢も含め、焙煎度でなく種類そのものを見直すのが近道とされています。