点滴式ウォータードリップ
水出し
点滴式ウォータードリップは、上段の水を一滴ずつ何時間もかけて粉に落とす抽出方法です。
使いどころ
点滴式のウォータードリップは、塔状の器具の上段に入れた水を、コックで一滴ずつ絞り出しながら粉に落とす方法です。氷出しのように自然に溶けるのを待つのではなく、滴下の速さを人が調整できる点が異なります。抽出には数時間かかることも珍しくなく、氷出しに比べても時間のかかる方法だといえます。落ちる速さを終始一定に保てるかどうかが、味の再現性を左右します。抽出に長い時間がかかることから、少量ではなくまとまった量を一度に作っておく使われ方をすることが多いようです。
淹れ方
上段のタンクに水を入れ、中段の粉の層に一定のペースで水滴が落ちるようコックを調整するようにします。滴下があまりに速いと未抽出気味になり、遅すぎると時間ばかりかかって抽出が進みません。1秒に1〜2滴程度がよく参照される目安で、まずはこの範囲から始めて味を見ながら合わせていきます。落ちた抽出液は下段の容器にゆっくりとたまっていき、途中で味を確かめることは難しいところです。粉が細かすぎると目詰まりして滴下が止まってしまうため、通常のハンドドリップよりわずかに粗い挽き目が選ばれることが多いようです。
コツ・注意
滴下速度は水位の変化でも変わってしまうため、抽出の途中でコックを再調整する必要がある場合があります。時間をかけて抽出した液体は常温でも比較的酸化が穏やかとされ、冷蔵で数日置いてから飲む楽しみ方もあります。コク(ボディ)は氷出しより軽く出る傾向があるとされ、より澄んだ印象の一杯になりやすいようです。