声質に合う曲の探し方
声質に合う曲の探し方は、自分の声の質から曲を絞っていく道すじ。
場面
ひとりで
扱う内容
声の太さや明るさは、声帯の長さと厚みと、喉から口までの空間の広さでおおよそ決まります。日本音響学会誌の解説記事(榊原, 2015)によれば、成人の声帯の前後の長さはおよそ男性で24〜25mm・女性で16〜17mmとされ、発声中は高さに応じてさらに伸び縮みします。そのためよく鳴る高さが人ごとに違い、そこへ収まる曲は音域が同じでもはっきり楽に聞こえます。息の混ざった声、芯のある声、鼻によく響く声では似合う曲が変わるので、高い低いより先にこの相性を見るほうが近道です。声質が動くのは何年もかけてなので、今日の声で選びます。
解説動画
視聴済み
0/1
の解説動画
【歌唱タイプ診断】8つの発声バランス別歌唱タイプとその特徴を紹介します!あなたの歌唱タイプは果たして!?【ボイトレ/ボイストレーニング】
配分の偏りで八つに分ける
歌うときに意識する四か所への力の置き方をパーセンテージの配分として考える枠組みが土台です。四か所への力の配分で歌声が変わる、という前提から偏り方の違いで八タイプに整理していきます。ただし独断と偏見による分類で、タイプ名も本人が付けただけなのでよそでは通じないと念を押しています。
響きをどこに置くかで分かれる
上側の配分が大きい型は鼻腔共鳴寄りで、声に艶があり、向かい合って聞くとどこから声が出ているのか分かりにくい。口をあまり開かず、人によってはマイクを鼻の高さまで上げて歌います。下側が大きい型は息の混じった声になり、歌う口の形で下の歯が見えるのが目印です。
顔の前に集める型と奥へ引く型
顔の前面へ集める型は、低い音は息混じりで高くなるほど響きを足していくのが特徴。表情をゆがめず、一曲を通して動きが少ない。奥へ引き込む型は声が深く、しゃべり声と歌声が近い。しゃべっているように聞こえるのに真似ができない、と評しています。
深く響く型と、突き抜ける型
しっかり響いて深さの出る型では喉仏が下がります。もう一方は声が尖って突き抜ける型で、聞いていると高い音が出そうに感じる、という言い方をしています。同じよく通る声でも、深さか鋭さかで中身は別物という整理です。
均等な人と、曲中で変える人
すべて均等な型は響きも言葉も高音への運びも安心して聴ける代わりに、調子の振れ幅も小さい。実は変えられるのにあえて動かさないのでは、と推測しています。最後は配分をその都度変えてしまう型で、一曲の中でも目まぐるしく動くため次が読めない。
出典
- 論文 斉田晴仁/音声言語医学(2023) 歌声の調節機構
- 論文 榊原健一/日本音響学会誌(2015) 発声と声帯振動の基礎
この項目が出てくる攻略
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモトラベル
ドライブの楽しみ方・温泉の分析書・建物と名画の見どころの図鑑
ドライブ152・温泉140・建物172
オトモネイチャー
野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
シリーズ全11本を見る