キーを変える
キーを変えるのは、曲の高さを自分に合わせて上げ下げすること。
場面
ひとりで
扱う内容
キーを変えるとは、メロディ全体を半音ずつ上下させて、曲の高さを自分の声に合わせることです。曲の形はそのままで高さだけが動くので、サビが届く代わりに低い部分も同じだけ下がります。歌いやすさは最高音だけでなく、曲の大半の音が集まる帯(テッシトゥーラ)でも決まります。Schloneger らの研究(女性歌手4人と声の指導者5人)は、楽譜から作った帯が実際に歌ったときの帯をよく表す見込みがあると報告しました。
やり方
まず一番だけ原曲キーで歌い、苦しい場所を覚えます。次に半音ずつ上下に入れ直し、サビが楽に出るか、低い音が鳴るかを両方見ます。声が裏返る音が何度も出るキーは避けます。ささきひとえの動画は、男性が女性の曲なら原曲からマイナス4前後、女性が男性の曲ならプラス4前後を出発点に、1ずつ試すよう勧めています。家の練習では、英語圏の解説動画(Dots Singing)が拡張機能で再生キーを半音ずつ下げる方法を示しています。
つまずくところ
下げれば楽とは限らず、下げすぎると低音が鳴らず声がぼやけて聞こえます。上下三つまでで収まらない曲は、いまの自分の曲ではないのかもしれません。人と歌う場面では自分の数字で相手が苦しむので、入れる前にひとこと確かめてください。数字はその日の調子でも動くため、前回の値をそのまま信じると外します。デュエットも参照。
解説動画
視聴済み
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の解説動画
【カラオケ】歌いやすくなる!キーの合わせ方完全ガイド。【音域別キー変換表付き】
声の高さを3段階で置く
出発点は表で済ませる。自分の声が高い・中くらい・低いのどれか、歌いたい曲の歌い手が同じ3段階のどこかをざっくり見て、交わったところの数値を入れる。ただし同じ歌い手でも曲ごとに音域は違うので、この表は完璧ではないと作った本人が言っている。
12個ずれると同じ音に戻る
キーを12動かすと元と同じ音に戻る。動画はこれを並行世界と呼び、-6と+6、-7と+5、-8と+4はそれぞれ同じ場所だと説明する。目盛りは上下6〜7までしかないので、本当は+10にしたい曲は-2にして1オクターブ上で歌うと同じところに着く。
自分の音域を知る2つの道
一つは歌いやすい曲を実際に入れて、採点画面に出るその曲の音域表示を自分の出る範囲として覚える方法。もう一つは曲の音域をまとめたサイトで、最低音・地声の最高音・裏声を調べる方法。何曲か繰り返すと、自分の範囲がだんだん絞れてくる。
音名の読み方と、その日ごとの揺れ
音名はドレミで言うこともアルファベットで書くこともあり、そこは何度か調べるうちに覚えるものだという。同じ高さでも母音で出しやすさが変わり、息継ぎができるか、高い音が連発か一発かでも変わる。その日の調子でも違うので、微調整が前提になる。
歌いやすさの先にある決め方
キー変更の鉄則は自分の声が生きるところへ動かすこと。ただし歌い手の中には、曲の雰囲気を守るためにあえて歌いづらい低さや原曲の高さにこだわる人もいる。どういう歌にしたいかまで決まると、歌いやすいキーとは別の答えになることもある。
出典
- 論文・英語 Schloneger M ほか/Journal of Voice(2024) Quantifying Vocal Repertoire Tessituras Through Real-Time Measures
- 動画 ささきひとえ【VocaLifeチャンネル】 【初心者向け】カラオケで自分に合ったキーで歌う!3つのポイント
- 動画・英語 Dots Singing Singing in the Wrong Key? Use This Free Extension Instead
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