音域は、無理なく出せる一番低い音から高い音までの幅。
時期
歌う前
しくみ
出せる一番低い音から一番高い音までの幅のことです。叫べば届く音まで数えた全体と、歌詞を乗せて何度でも出せる幅は別もので、後者はふつう半音3〜5個分狭くなります。大人はおおむね2オクターブ前後、裏声を足せばもう少し広がります。スイスの大学病院のチームの論文によれば、訓練を受けていない人の音域は1.5オクターブ止まりのことが多く、プロの歌手は2.5オクターブ以上に達するといいます。同チームが女性のプロ歌手49人をCTで撮った本編の調査では、音を1オクターブ上げるまでは喉仏を傾ける筋肉だけで足りるものの、その先は別の小さな軟骨も一緒に回す込み入った動きが要ることが分かりました。低い側は伸びにくく、練習で動くのは主に上側です。
対処
部屋に入ったら、鍵盤アプリでもいいので「ま」で半音ずつ下から上へたどり、苦しくなる一つ手前を上の端としてメモします。下も同じで、息が漏れて音にならない手前が下の端です。この二つを控えておけば、原曲キーと自分の音域を突き合わせて何個下げるかが、その場で決まります。
注意
音域はその日の体調で半音から一音ぶん動きます。寝起きや寝不足の日は上が出ないので、前に測った数字を固定値と思わないでください。広げたくて限界の高さを連発するのは、いちばん傷めやすい練習です。上が伸びるのは数か月単位の話なので、今日の一曲は今日の範囲で選びます。
解説動画
視聴済み
0/1
【 音域チェック 】 自分の歌のキーが正しく チェックできる動画 【 このアプリ使えばすぐにチェックできます 】
A4は下から4番目のラ
A4のような表記は音名とオクターブ番号の組み合わせだと解く。ドレミファソラシドは英語でCDEFGABCなのでAはラ、数字はピアノで下から何オクターブ目かを指す。つまりA4は下から4つ目のラ。最高音がA4と書かれていたら「ラね」と読み替えればいい。
音域と声域は別のもの
ハイAとA4は同じ音
もう一方の表記も整理される。ハイA=A4で、同じ音の書き方違い。1オクターブ上がるごとに「ハイ」が増え、hihiA=A5、hihihiA=A6。下へはmid2A=A3、mid1A=A2、さらに下がローA。数字が下がっていく側の対応さえ押さえれば読める、という説明だ。
なぜAが起点なのか
表記が2系統ある理由にも触れる。ピアノの一番下の端の音はラで、これがA0。そこからA1、A2と数える。オーケストラのチューニングもラの音で取るように、音楽はAを起点に考える流儀があり、音域もAから数えるべきという立場と、A4のほうが分かりやすいという立場が並んでいるだけ。どちらを使ってもいいという。
測るなら音名表示で
ピアノや音階動画に声を合わせて限界を測るやり方は、自分の声がずれていても本人が気づけないのが弱点だと指摘する。勧めているのは、声の音名をリアルタイムに表示するスマホアプリで測る方法。声を出すだけで今の音が何かを返してくれるので、最高音も最低音も一発で分かる。
出典
- 論文・英語 Unteregger F・Honegger F・Potthast S ほか/The Laryngoscope(2017) 3D Analysis of the Movements of the Laryngeal Cartilages During Singing
この項目が出てくる攻略
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
オトモトラベル
ドライブの楽しみ方・温泉の分析書・建物と名画の見どころの図鑑
ドライブ152・温泉140・建物172
オトモネイチャー
野鳥・街の植物・昼の空・夜空の見分けと、キャンプ・釣りの図鑑
バード158・プランツ176・空124
シリーズ全11本を見る