ホタル
野鳥・生きもの
初夏の夜、水辺だけの光
見分け方
よく見られるのは光が強くゆっくり明滅するゲンジボタルと、小さく速く点滅するヘイケボタルです。五月の終わりから七月、きれいな流れや水田のそばで、蒸し暑く風のない、月明かりのない夜にいちばんよく光ります。
危険・注意
人への危険はありませんが、環境の変化にとても弱い生きものです。強い光を当てると、その場の発光がぴたりと止まって求愛が妨げられます。水辺に踏み込むと、幼虫や餌になるカワニナがすむ川底を壊してしまいます。
出会ったら
ヘッドライトは消すか赤いセロハンをかぶせ、写真のフラッシュや車のライトも切ります。捕まえて持ち帰らず、その場で見て帰るのが約束です。道路脇での見物は路上駐車になりがちなので、地元が案内する駐車場と観賞ルールに従ってください。
解説動画: ホタルのいる場所の条件と、撮影のしかた・光のマナー/清家道子チャンネル
ホタルが多い場所の条件: ホタルが多く生息する場所の条件として、水がきれいな川であること、水流が穏やかであること、幼虫の餌になるカワニナがいること、草や木がふんだんに生えていることを挙げている。近年はホタルが戻ってきた場所も多くなってきたと話しており、条件の合う川辺を探すことが出発点になる。
撮影の3つの方法: ホタルの撮り方は3通りあると説明している。1つはシャッターを開けたままの長時間露光、2つ目はカメラ内で比較明合成ができる機種でそのまま撮る方法、3つ目は連続撮影しておいてパソコンで比較明合成する方法である。いずれも長時間の露光になるため、ブレないように太くしっかりした三脚と、シャッターを切るためのレリーズを用意する。
現地で持っていくもの: 水の中に入ることもあるので長靴を履いておくとよく、ヒル対策にもなる。暗がりでは少し離れただけで自分の三脚が分からなくなるため、三脚に蛍光テープを巻いておくと見つけやすい。レンズはできるだけ明るいものを選び、20mmF1.8などを使っている。ヒメボタルは光がとても弱いので、撮るときはさらに明るい17mmの単焦点を使うという。
光を出さないマナー: ホタルは光を嫌うため、基本的に照明は使わない。どうしても必要なときだけ小さなLEDを使うとよい。またカメラのモニターの光は周りで撮っている人の迷惑になるので、バリアングルモニターは裏返しておくか、設定でモニターをオフにする。モニターに黒い布をかけてもよいとしている。