ウミウ
海と港
いつ日本にいるか: 季節で移動する(漂鳥)
口角の黄色い部分が、後ろへ鋭くとがります。同じ黒い水鳥のカワウとはここで分かれ、並んでいれば体つきも一回り大きく見えます。
まずここを見る
見るのは嘴の付け根の黄色い裸出部です。ウミウでは後ろの縁がとがって鋭角になり、カワウの丸く収まる形と分かれます。環境省「カワウの保護管理ポータルサイト」は、ウミウはひとまわり大きく、背と雨覆に緑色の光沢があると説明しています。顔の白い部分はカワウより広く、目の下から下嘴の付け根へ白が張り出すように見えます。岩に立つ姿勢と水面での首の立て方は、両種でよく似ています。
大きさとかたち
カワウより一回り大きく、首と嘴が長く見えます。頭は前後に長く、後頭がなだらかに続くので、横から見た輪郭が細長く感じられます。全身は黒く、日が差すと背と雨覆に緑色の光沢が出ます。泳ぐときは体が沈み、水面には首から上だけが残ります。飛ぶときは首を前へ伸ばした一直線で、海面すれすれを直線的に進みます。翼を広げて乾かす姿勢は、岩や防波堤の上でとります。
いつ・どこで会えるか
季節で移動する鳥で、北の岩礁で繁殖し、冬は南の海岸へ下りてきます。会えるのは海岸の岩場・防波堤・港の中で、河口の干潟の周りまでは入りますが、内陸の川や池にいる黒い水鳥はまずカワウです。同じ場所に両種が混じることがあるため、群れは一羽ずつ嘴の付け根を確かめます。北へ帰る春と、下りてくる秋の前後では、いる数がひと月ほどで入れ替わります。
こえ
海の上ではほとんど声を出しません。聞こえるのは岩場や港で群れて休むときで、「グァー」「グルル」と低く濁った声になります。一声が短く、次の声まで間が空くため、遠くでは波の音に紛れます。カワウと声で分ける手がかりにはならないので、声で決めようとせず、姿と嘴の付け根に戻るほうが早く済みます。休む岩に人が寄ると飛び立つため、声のする岩へ近づかないで見ます。
そっくりな鳥との違い
カワウとの一点は黄色い裸出部の後ろの縁で、ウミウはとがり、カワウは丸く収まります。補助は場所で、内陸の水面にいるのはカワウ、岩礁と港ではウミウが多くなります。大きさの差は並んでいないと効かず、光沢の色も曇りの日には出ません。決められないときは「ウ」までで記録を止めます。条件はカワウとウミウに、繁殖期の変わり方はカワウの繁殖羽と非繁殖羽にあります。