ターンオーバーの周期
肌質とバリア機能
肌の細胞が生まれ変わり入れ替わるまでのおおよその期間
しくみ
表皮のいちばん奥にある基底層で新しい細胞がつくられ、少しずつ上の層へ押し上げられながら形を変え、最後は角層の表面から垢となってはがれ落ちます。この一連の流れがターンオーバーで、以前は約28日という数字がよく紹介されていましたが、実際には年齢や体の部位によって幅があり、加齢とともに周期は長くなる傾向があることが分かっています。正確な日数を一律に示すことは難しく、個人差が大きい現象です。
スキンケアとの関わり
ターンオーバーが整っていると、古い角質が適切なタイミングではがれ、肌のキメが整いやすくなるとされています。角層を強くこすって取り除くような過度な角質ケアは、かえって肌に負担をかけることがあるため、スキンケアではうるおいを保ちながら、肌本来のはたらきを妨げないようにすることが基本とされています。
解説動画: 【表皮の構造と働き】肌のターンオーバーとは/ゴローサブチャンネル
表皮は何層からできているか: 皮膚は表面から表皮・真皮・皮下組織の三層に分かれていて、表皮はさらに角質層・顆粒層・有棘層・基底層の四層に分かれています。手のひらや足の裏には透明層と呼ばれる層が加わり、五層になっている部位もあります。表皮全体の厚さはおよそ0.2ミリで、体の中ではとても薄い部分にあたります。
細胞は基底層から角質層へ形を変えていく: いちばん奥にある基底層では、細胞分裂によって新しい細胞がつくられています。分裂した細胞は有棘層、顆粒層へと少しずつ押し上げられながら形を変え、その途中で保湿にかかわる成分をつくりながら、最終的に角質層の細胞になります。角質層に届く頃には核を失った状態になっていて、これが表皮のいちばん外側の層を形づくっています。
角質層がバリアとしてはたらく: 角質層の細胞には、肌のうるおいを保つ天然保湿因子が含まれていて、体の内側の水分が失われるのを防ぐ役割があるとされています。あわせて外部からの刺激を受け止め、体を守るはたらきも担っています。角質層は死んだ細胞が積み重なってできていますが、その構造自体が肌を守るしくみとして機能していると考えられています。
ターンオーバーの周期には幅がある: 基底層で生まれた細胞が角質層まで届き、最終的に垢としてはがれ落ちるまでの一連の流れをターンオーバーと呼びます。よく「約4週間」と紹介されますが、書籍によって28日から45日程度まで記載に幅があり、年齢が上がるにつれて周期は長くなる傾向があるとされています。日数を一律に決めることは難しく、個人差の大きい現象として捉えられています。