スマホカメラ
カメラ・レンズ
いちばん持ち歩いていて、いちばん撮るカメラ
どんな道具か
毎日持ち歩いているぶん、実際にいちばん多く使うカメラ。センサーは小指の爪ほどで、大きい機種の標準カメラで1/1.3型ほど、超広角や望遠はさらに小さい。それでも見られる写真になるのは、複数枚を一瞬で撮って合成する処理が入っているから。暗所や逆光の粘りは光学ではなく計算で稼いでいると考えると、得意と不得意の線が見えてくる。
選び方
新しく買う必要はまずない。手元の機種にレンズが何本あるか(超広角・標準・望遠)と、それぞれの画角が何mm相当かを設定画面で確かめるほうが先。買い替えるなら標準カメラのセンサーが大きい機種を選ぶ。望遠だけ極端に画質が落ちる機種も多いので、店頭で望遠に切り替えて拡大して見ると分かる。
使い方のコツ
ズームは指で広げず、レンズを切り替えるボタンで撮る。指で広げるズームは画像を切り出しているだけで画質が落ちる。露出は画面をタップしてから上下になぞって決められるので、逆光で顔が暗いときはここを上げる。ぼかしたいときは被写体に寄って背景を遠くする。単焦点レンズの光学的なぼけとは別物だと知っておく。
手入れ・注意
レンズはポケットの中で指紋と皮脂がつく。撮る前に一拭きするだけで、にじみや光のゴーストがかなり減る。夏の車内や直射日光の下では発熱で撮影が止まることがあるため、動画を長く回すときは日陰に置く。落として割れるのはたいていレンズのカバーガラスなので、そこが出っ張るケースを選ぶと保ちがよい。
解説動画: スマホの純正カメラで写真を良くする設定と撮り方/みやじぃ iPhone / ショートカット
まず構図から直せと言っている: 仕上がりを決める要素として構図をいちばんに置く。設定でグリッドを出し、画面を縦横に三分割した線の四つの交点に主役を寄せる。真ん中に置いた写真と並べて見せ、少しずらすだけで印象がはっきり変わると示している。
明るさとピントの決め方: 画面をタップしてピントを合わせると横に太陽の印が出るので、上下になぞって明るさを決める。逆光や暗い場所ではここが効く。合わせたい場所を長押しすればピントと明るさが固定でき、タイマーで集合写真を撮るように画面の中で動きが起きる場面でも狂わないという。
ズームで画質を落とさない: 画面の下に並ぶ倍率の数字を直接押すと、背面のレンズそのものが切り替わる。指を広げるズームは切り出しなので画質が落ちる。2.9倍より3倍のほうがきれいに写るのはこれが理由で、どうしてもその画角が要るときだけ切り出しでよいとしている。
ぼかしと長時間露光: 背景を大きくぼかすモードは、被写体と背景を別々に撮って合成していると説明する。だから撮ったあとでぼけの量を変えられる。動きを残す機能で撮った一枚は長時間露光に変換でき、川や滝が流れた写真になるが、主役以外が動くとぶれるので三脚がほしいという。