峠道のワインディングを楽しむ

景色・道中を味わう

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峠道のワインディングを楽しむのは、カーブが続く区間を走ること自体を楽しむ過ごし方です。

時間の特徴

運転そのものが楽しみの中心になる時間です。カーブに合わせて速度とハンドルを合わせていく感覚を味わいます。Mick Drives Cars(YouTube)は、制限速度内で踏める場所でも、見通しのきかない頂上やきつい曲がりでは控えると話します。その場に合う速さを選ぶ自制を、速く曲がるうえで大切な心構えとして挙げ、濡れた路面ではタイヤの限界が下がる点も説明しています。

向いている場面

運転が好きな人、かつ道に慣れている人向き。同乗者がいる場合は酔いやすいので、休憩を多めに挟むか、酔いにくい人だけで走るのが向いています。谷口信輝(NOBチャンネル)は、同乗者にはブレーキやアクセルの前後Gが、横Gより意外と響くと話します。視界のない車の座席で揺らされた21人の実験(奈良先端科学技術大学院大学ほか、2025年)では、左右より前後の揺れで酔いが強く進みました。

始め方

制限速度を守れる余裕のあるペースで走ります。飛ばすことではなく、リズムよく曲がる感覚が芯です。道路交通法第42条は、道路のまがりかど付近・上り坂の頂上付近・勾配の急な下り坂で、直ちに停止できる速度の徐行を求めています。同じ動画では、道の見える先端が近づくほど曲がりがきつく、見通しのない所は見える範囲で止まれる速さまで落とすと話します。

具体例

交通量の少ない時間帯を選ぶ、慣れない道は明るいうちに走る、といった選び方が安心につながります。電気自動車の同乗者10人が実車で6種類の道を走った実験(中国、2025年)では、上り・下りのS字カーブで酔いの評価が最も高くなりました。警察庁の平成29年版警察白書は、正面衝突等の死亡事故の約8割が交差点や踏切を除く区間で起き、約半数ずつが直線とカーブの区間だったと述べています。

出典

  1. 動画・英語 Mick Drives Cars How to take corners fast
  2. 動画 NOBチャンネル 【運転上達】同乗者を酔わせない 谷口流 スマートドライビング術。ワイディング編。
  3. 論文・英語 Sato et al.(Applied Ergonomics)(2025) Anisotropy in motion sickness susceptibility during longitudinal and lateral motion while seated on a car seat
  4. 論文・英語 Tang et al.(Frontiers in Psychology)(2025) Investigating the impact of different road scenarios on the induction intensity of motion sickness in electric vehicle passengers
  5. 公的機関 e-Gov 法令検索 道路交通法 第42条(徐行すべき場所)
  6. 公的機関 e-Gov 法令検索 道路交通法 第2条(定義。第1項第20号が徐行)
  7. 公的機関 警察庁(2017) 平成29年版 警察白書 特集 交通安全対策の歩みと展望(第3項 交通事故の分析)

解説動画: 【脱初心者】峠道ってこんなに楽しいの?MT車で楽しく走るポイントを伝えます!SUBARU Impreza WRX/インプ log 【Taka's Drive Life】

無理のない範囲で走るという心構え: 峠道を走り始める前に、タイヤの空気圧や車の調子を確認しておくといった準備の大切さが語られます。また、車が本来持つ性能を出し切れるかどうかは公道ではなくサーキットのような専用の場でしか分からないという考え方が示され、自分の車の限界を把握しないまま速度を出しすぎないこと、心にも余裕を持って走ることの大切さが伝えられます。

滑らかなハンドル操作とカーブの先を見る意識: カーブでは急なハンドル操作や急ブレーキ・急加速を避け、ハンドルをじわりと滑らかに動かすことで車の姿勢が安定しやすくなるという考え方が紹介されます。ヘアピンのような急なカーブではあらかじめしっかり減速しておき、曲がっている最中はできるだけ操作を足さないようにするという走り方も語られます。加えて、カーブの先まで視線を送っておくことで、対向車線にはみ出してくる車やバイクにも早めに気づけるという説明もあります。

エンジン音や周囲の環境音を楽しむ: 運転中に音楽を聴く習慣についても触れられ、大きな音量で音楽をかけていると周囲の音が聞き取りにくくなることが指摘されます。静かな山道ではエンジンの回転音やマフラーの音がよく響くため、あえて音楽を控えめにして、そうした車の音そのものを楽しむという過ごし方が紹介されています。

自身の失敗を振り返りながら伝える安全への意識: 動画の後半では、以前この峠道で速度を出しすぎて事故を起こした経験が語られます。ガードレールに車をぶつけてしまった当時を振り返りながら、相手がいなかったから良かったものの、油断や過信が事故につながることを実感したという内容です。楽しむこと自体を否定するのではなく、余裕を持った速度と慎重な操作を心がけることで、峠道の時間をより安全に楽しめるという姿勢が伝えられています。