露天風呂

浴室の設備

露天風呂は、屋根や壁で囲わない場所に置かれ、内湯とは別の決まりがかかる浴槽です。

用途

屋根や壁で囲わない浴槽で、衛生等管理要領は内湯と分けて一項を立て、管理の決めごとを置いています。構造の側では屋外に洗い場を設けないことが挙がり、身体を洗う場所は屋内に残ります。外に開いた槽は土やほこり、落ち葉が入り込むぶん、循環式浴槽でもかけ流し式浴槽でも、内湯とは別の手入れが要ります。

使い方

身体は屋内の洗い場で洗い、通路を通って外へ出ます。屋外に洗い場を置かないのはこの順を前提にしているからで、かけ湯も内湯の側で済ませます。外気にさらされる槽は湯温が下がりやすく、湯口の近くと遠い縁とで差が出ます。雪や風のある日は、その差がさらに開きます。今その槽が何度かは、浴槽の温度計が据えてあればそこで読めます。

掲示・表示との関係

掲示は浴槽ごとに分かれることがあります。露天と内湯で源泉が違う、あるいは加温の条件が違う場合、温泉の成分等の掲示は槽ごとに別の紙で出されます。入口や脱衣室に二枚並んでいるのはそのためで、どの紙がどの槽のものかは表題の源泉名で読み分けます。一枚しか無い施設は、同じ湯を二つの槽へ分けています。

気をつけること

濡れて冷える通路が、この設備ではいちばん長い距離を占めます。要領は通路等を毎日清掃すること、夜間も十分な照度を保つことを施設に挙げ、周囲の落ち葉や土が浴槽に入り込まないよう注意を添えています。奈良県立医科大学などのHEIJO-KYO研究では、入浴前の室温や外気温が低いほど、入浴中の皮膚温がより高く上がる関連が、高齢者1,479人で見られました。

出典

  1. 論文・英語 Tai Y, Obayashi K, Okumura K, Yamagami Y, Saeki K(奈良県立医科大学)(2024) Blood pressure, pulse rate, and skin temperature during hot-water bathing in real-world settings among community-dwelling older adults: the HEIJO-KYO Study