観測点の天気記号

記号と数字

観測点の丸は、天気と気温と気圧をまとめて背負っています。気象庁の日本式では、丸の中に天気記号、右に気圧、左に気温を書く並びが決まっています。

何を表した線・記号か

一つの観測点で測った値を、丸のまわりにまとめた記号です。気象庁が150周年に公開した『天気記号解説(日本式)』は、「丸の中に天気記号を 右に気圧、左に気温を書くよ」と並びを説明しています。日本式は国内用に整えられたもので、15種類の天気に強弱を足した記号を使います。丸は天気を入れる枠であると同時に塗り方で雲量を表す欄でもあり、そこから風の矢羽根の棒が伸びます。

図のどこを見るか

はじめに丸の塗り具合を見ます。塗りの度合いが空をおおう雲の量で、気象庁『予報用語』は快晴を全雲量が1以下の状態、晴れを全雲量が2以上8以下の状態、曇りを全雲量が9以上と定めています。全雲量は空全体を10として数えた値です。次に丸の中の記号で天気を、左の数字で気温、右の数字で気圧を読み、丸から伸びる棒に移れば風の矢羽根の読み方になります。

読み違えやすいところ

日本式と国際式で、丸の受け持つ意味が入れ替わります。気象庁『アジア太平洋域 実況天気図の説明』は英語版の観測点について「風向・風速、気温、天気、雲量や雲の形などを国際式の天気記号で示しています」と書いています。国際式では丸の塗りが雲量で、天気の記号は丸の左側に置かれます。日本式は丸の中が天気です。同じ黒く塗られた丸が、片方では雨、片方では空一面の雲になります。風の表し方だけは風の矢羽根で共通です。

どの天気図に載っているか

観測した値をそのまま描いた実況の天気図に載ります。日本語の速報天気図では日本式、気象庁のアジア太平洋域実況天気図(ASAS)では国際式と、同じ場所に別の記号が並びます。等圧線や前線と重なって混み合うところなので、線を読んでいるのか記号を読んでいるのかを分けて見ます。日本式の記号一覧は気象庁のサイトで公開されており、手元に置いて突き合わせられます。